☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-08-07
 
【平成16年8月6日(金)】
【午前】7時50分、広島市中区の平和記念公園。8時、原爆死没者慰霊式・平和祈念式。51分、「地球平和フォーラム岡山」が招いたイスラエル、パレスチナの高校生ら。55分、報道各社のインタビュー。9時41分、広島空港。11時3分、全日空チャーター機で羽田空港。56分、官邸。
【午後】0時4分、杉浦正健官房副長官。2時48分、佐藤壮郎人事院総裁から人事院勧告。細田博之官房長官、麻生太郎総務相同席。3時30分、ブラジル・サンパウロ州のアウキミン知事。4時30分、竹中平蔵金融・経済財政担当相。34分、経済財政諮問会議。6時59分、同諮問会議の議員らと会食。9時18分、東京・品川区の公邸。


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あの日から59年目の暑い夏の到来である。一瞬にして非戦闘員である多くの国民の命が失われたことを考えると戦勝国であり今では同盟国として、終戦後のわが国の復興に多面な思惑を含んで援助等をおこなった米国の責任は重い。
今年は直接、原爆投下機の機長であった米国人も亡くなり、当時の経緯を現場で知りえた立場の方々も少なくなった。投下機の機長は亡くなる直前まで「自分は命令に忠実に従った正当な軍務であった。」と語っていたという。彼もまた、戦後60年近く重い十字架を背負わされた後半生ではなかったろうか・・・・? と考えれば別の立場の戦争被害者なのかもしれない。
そして、今また少し違う局面ではあるが曽我ひとみさんの夫、元米国軍人ジェンキンズ氏の軍法違反に日本政府が恩赦を依頼すること自体にも大きな違和感を覚えるのは筆者ひとりであろうか?

中国でのサッカー・アジア杯。中国人サポーターによる反日行動や中国国内からの日本政府関連H.Pへのハッカーまがいのサイバー攻撃。これらも大東亜戦後遺症の影響があることは否定できない。被害者側の心の深いキズは簡単には洗い流すことはできないものだ。

15日の終戦を前にまたもや「靖国」問題が両国で再燃するだろう。「尖閣」・「東シナ海ガス開発」など懸案は枚挙にいとまがない。わが国最大の友好同盟国、米国の態度も日和見主義であてにはならず在日米軍の今後の動向や日米安保の将来性をも考え、明確な民族自決権と日本のあり方を大いに論じる時、もうタブーなど存在しない。

自民党中堅・若手議員が派閥横断的集まり「新日本創造議員連盟」を発足させた。参院選敗北の責任所在が不明確、党再生目的である。古くは、池田勇人総裁時代に福田前官房長官の父君、赳夫氏がつくった「党風刷新連盟」や「三木おろし」時、江崎真澄・鈴木善幸氏らが結成した「挙党協」など政権末期の倒閣運動の表れだ。9月の党・内閣改造を焦点とする官邸と現執行部そして運営に不満の中堅・若手議員のありとあらゆる手法を駆使しての政権延命、求心力維持とその猟官運動の綱引きである。はたして、後の大物ばかりの諸先輩たちが若き頃、結成した倒閣目的の党改革団体同様の働きが「新日本創造議員連盟」ができるのか注視したい。

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