☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-11-30
 
【平成16年11月29日(月)】 〈 外遊日程詳報 〉
(29日=現地時間)

【午前】国際協力研修センターで盧武鉉・韓国大統領、温家宝・中国首相と会談。

【午後】ブンニャン ラオス首相主催 昼食会。国際貿易展示コンベンションセンターでASEANプラス日中韓首脳会議。シン・インド首相と会談。 ドンパサック・レジデンスでソー・ウィン ミャンマー首相と会談。アロヨ フィリピン大統領と会談。ブンニャン ラオス首相主催 夕食会。


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「次は兄貴の番だ !!」

高視聴率をとった『 弟 』、あの石原兄弟のことではない。

橋本龍太郎・大二郎兄弟のハナシである。

無党派層の支持でかろうじて追撃を振り切った弟、大二郎氏の高知県知事選挙5選目 当選を祝す。

明日(30日)午後、衆議院政治倫理審査会(小里貞利会長)で日本歯科医師連盟(日歯連)による自民党旧橋本派への1億円ヤミ献金事件に関する兄、橋本龍太郎元総理の弁明聴取のため審査会開催、決定。

時間は1時間20分。冒頭、橋本元総理が弁明後、自民・公明・民主3党が質疑。

『 公開 』、『 非公開 』で29日の幹事会が紛糾。

橋本元総理側が『非公開』を希望しているとする自民党と報道関係を含む全面『公開』要求の野党。

結局、審査会メンバー以外、議員25人の傍聴を認めるだけの「一部公開」に落ち着く。

「本人が発言しやすい雰囲気が大事。 !!」と小里会長。
連立与党 公明党は「全面公開」を求めていたが「一定の公開性はある。」(東公明党国対委員長)と同意。

平成14年7月の田中真紀子元外相の審査会以来、連続3回 報道陣を含め「全面公開」してきたのに「総理まで務められた公人の方なのにおかしい ?!」野党側は反発しているのだが・・・・・・・・。

橋本龍太郎元総理、『 後 悔 』しない弁明を・・・・・・・。

2004-11-29
 
【平成16年11月28日(日)】 〈 外遊日程詳報 〉
【午前】東京・品川の公邸。来客なし。

【午後】1時24分、公邸発。45分、羽田空港着。47分、報道各社インタビュー。2時10分、ラオス首都 ビエンチャンにて開催 ASEANプラス3首脳会議出席のため、政府専用機で羽田空港発。


(28日=現地時間)

【午後】ラオス首都 ビエンチャン着。ドンパサック・レジデンスにて同行記者団と内政懇談後、宿泊。


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東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス日中韓3ヶ国首脳会議出席のためラオス首都 ビエンチャンへ旅立った総理。

明日(29日) 午前、温家宝・中国首相、盧武鉉・韓国大統領と3ヶ国首脳会談。北朝鮮核開発問題や国連改革等について意見交換する。

午後にはASEANと日中韓首脳会議、アロヨ 比大統領と自由貿易協定(FTA)締結交渉の首脳間合意を目指す。

明後日(30日)、温家宝・中国首相と個別会談し12月1日夜、帰国予定。

来年3月開幕、- 自然との共生・環境 - がテーマの「愛・地球博」(愛知万博)に温家宝・中国首相を招待する方針を固めた。

「靖国」問題で平成12年10月の朱鎔基首相(当時)が訪日して以来、途絶えている日中首脳相互訪問再開につなげたいところ。

ロシアのプーチン大統領訪日も万博視察をかねてと外務省がロシア側に提案、協議中だ。

「次回万博(2010年・中国 上海市)開催国 首脳を招待するのは当然。」と万博を積極的に外交利用する考えだ。

しかし、30日の日中首脳個別会談での日本側の「靖国」問題対応によっては中国側が万博視察訪日に難色を示す可能性もあるため、この会談での万博招待要請は微妙だ。

まずは、「自然」と隣国との「共生」そして周辺「環境」の調和が先決のようで・・・・・。

2004-11-28
 
【平成16年11月27日(土)】
【午前・午後】東京・品川の公邸。来客なし。


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来春実施、衆議院福岡2区補欠選挙の候補者の顔ぶれが決定。

民主党は26日、福岡2区補選公認候補者に平田正源氏(37歳・東京都中央区)を内定、30日の常任幹事会で正式決定する。

平田氏は米国 ボストン大学経済学部卒業。カリフォルニア州とワシントンにて弁護士登録。米国内法律事務所勤務などを経て、今年5月に外資系投資信託会社入社。19歳の時、交通事故にて下半身麻痺となり車イス生活に。「小沢一郎政治塾」4期生。

民主党候補者擁立には様々な紆余曲折があった。

元々、除籍となった同党の古賀潤一郎・前衆院議員の学歴詐称による議員辞職が発端の「逆風」選挙。古賀潤一郎氏といえば、一時は山崎拓元自民党副総裁(現 総理補佐官)を打ち破った英雄的存在だったのが一転、厄介者扱いで除籍。

党本部と地方県連組織の思惑の相違などから再度、女性候補者擁立を模索、失敗。有名女性キャスターや女性大学教授などの名が浮上したが頓挫。

結局、3人に絞った最終選考者を党幹部と福岡県選出国会議員ら13人による投票という異例の展開となり選挙準備が遅れた。

12月19、20両日に福岡で開催の党大会で正式お披露目となる。

一方、雪辱を期す自民党 山崎拓総理補佐官。

総理の政治的補佐役として訪中など中央での活躍は目立つのだが、なかなか地元入りできず地元後援会関係者らはやきもき。

自民党内では若手国会議員らから女性問題等、公認に批判的な声もあり武部幹事長(山崎派)など執行部も「福岡2区が象徴的選挙区ではない。」と慎重な言葉選び。

共産党も党福岡県委員 山田博敏氏(42)の公認を早々決め、対決の構図がほぼ固まった。

候補(予定)者 諸君 !!

組織と候補者が車の『 両 輪 』となり地に足つけて、ご健闘を祈る !!

2004-11-27
 
【平成16年11月26日(金)】
【午前】7時47分、公邸発。58分、官邸着。8時3分、山崎正昭官房副長官。56分、官邸発。57分、国会着。9時3分、閣議開始。27分、閣議終了。28分、司法制度改革推進本部会合。36分、麻生太郎総務相。58分、参院本会議場。10時1分、参議院本会議開会。11時43分、参院本会議 途中退席。44分、国会発。46分、官邸着。

【午後】12時56分、官邸発。57分、国会着。59分、参議院第1委員会室。1時2分、参議院イラク復興支援特別委員会開会。3時21分、参議院イラク復興支援特別委員会散会。23分、国会発。25分、官邸着。27分、山崎正昭官房副長官、藤崎一郎 外務省外務審議官、木下寛之 農水省農林水産審議官、日下一正 経産省経済産業審議官ら。29分、細田博之官房長官。32分、安倍晋三自民党幹事長代理。36分、山崎正昭官房副長官、藤崎一郎 外務省外務審議官、木下寛之 農水省農林水産審議官、日下一正 経産省経済産業審議官ら。58分、藪中三十二 外務省アジア大洋州局長。4時10分、川口順子首相補佐官、竹内行夫外務事務次官。37分、竹中平蔵郵政民営化担当相、渡辺好明郵政民営化準備室長ら。5時10分、日仏クラブメンバー 福原義春資生堂名誉会長ら。30分、小ホール前階段にて日仏クラブメンバーと記念撮影。43分、総合科学技術会議。6時10分、兼元俊徳内閣情報官。25分、細田博之官房長官、二橋正弘官房副長官。35分、安全保障会議。57分、二橋官房副長官。7時2分、経済財政諮問会議。23分、樽井澄夫国際平和協力本部事務局長。谷内正太郎官房副長官補同席。50分、報道各社インタビュー。54分、官邸発。8時3分、東京・内幸町の帝国ホテル着。日本料理店「伊勢長」で麻生総務相、谷垣禎一財務相、与謝野馨自民、井上義久公明両党政調会長らと会食。14分、竹中経済財政担当相加わる。9時35分、細田官房長官も加わる。10時12分、帝国ホテル発。26分、公邸着。


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「重要事項が先送りされ評価は難しい、60点か。」と梶原拓・全国知事会長(岐阜県知事)。

「難問先送りだったら三位一体改革はまとまらず。先送りせず解決したからまとまった。」とは総理。

義務教育費国庫負担金や生活保護費など中央省庁と地方との対立点を先送りしたとの指摘に強く反論。

「生活保護は地方案、真摯に受け止めた。」と自画自賛。

『 三位一体改革 』って、『 酸 味 』いったい誰のための改革 ?!

結局、国民のみがスッパイ思いをするんでしょうか・・・・ ?

ラオスで開催のASEANプラス3で小泉-温家宝 日中首相会談開催を中国側が北京の日本大使館経由で打診してきた。

当初、日本側は日中韓の3ヶ国首脳会談が予定されていることなどから日中首脳会談を行う予定なしとしていたが中国側意向を尊重、日程調整に入った。

南海に浮かぶ孤島「沖ノ鳥島」(北緯20度25分、東経136度05分・約7.6平方キロ)。北小島と東小島のサンゴ環礁から構成される。

立派にわが日本領土である。

ところが、今春の日中事務レベル協議で中国側が日本領土であることは認めるが「島」ではなく『岩』であると言い出した。

国連海洋法条約では第121条第1項で「自然に形成された陸地であって、水に囲まれ高潮時においても水面上にあるもの」となっており日本政府は満潮時も2小島が海面上にありれっきとした「島」との認識。

政府は昭和62年より600億円もの巨費を投じ護岸工事等を行い、侵食防止を図ってきた。

なぜ、今になり中国が「岩」だと主張するのか ?

国連海洋法条約 第121条第3項に「人間の居住または独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域または大陸棚を有しない」とある。

排他的経済水域(EEZ)を主張できない「岩」とし豊富な海底資源権益を狙う中国の思惑が見え隠れする。

事実、沖ノ鳥島周辺海域での中国の海洋調査活動が活発化している。

また、厄介な日中問題が一つ増えた。

いくら日本が「 島 」であると主張しても中国側は『 ガン 』として譲らずとなるであろうか・・・・・・。

2004-11-26
 
【平成16年11月25日(木)】
【午前】9時19分、公邸発。35分、皇居着。帰国の記帳。39分、皇居発。47分、東京・元赤坂の東宮御所着。皇太子妃雅子様 祖母、故江頭寿々子さん弔問記帳。50分、東宮御所発。59分、官邸着。11時、竹中平蔵経済財政担当相。51分、細田博之官房長官、麻生太郎総務相、谷垣禎一財務相、竹中経済財政担当相。二橋正弘官房副長官ら同席。

【午後】12時35分、中川昭一経産相。1時26分、官邸発。28分、国会着。29分、衆院第1委員室。31分、衆議院イラク復興支援特別委員会開会。時分、衆議院イラク復興支援特別委員会閉会。3時33分、衆議院イラク復興支援特別委員会散会。35分、国会発。36分、官邸着。38分、武部勤自民党幹事長。52分、政府税制調査会 石弘光会長から2005年度税制改正 答申受け取り。4時17分、ジャビル・クウェート副首相と会談。5時2分、経済財政諮問会議開始。6時32分、経済財政諮問会議終了。40分、二橋官房副長官。7時6分、報道各社インタビュー。12分、杉浦正健官房副長官。20分、山崎正昭官房副長官、藤崎一郎 外務省外務審議官、藪中三十二 アジア大洋州局長、佐々江賢一郎 経済局長、井戸清人 財務省国際局長、木下寛之 農水省農水審議官。10時21分、官邸発。35分、公邸着。


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「私の勝訴です !!」と一言。

総理の靖国神社参拝訴訟、千葉地裁が原告の賠償請求棄却の判決。

「参拝は職務行為」との認定にも、記者団の「公人、私人どちらで参拝」との変化球質問にも「ノーコメントでなく、何も申し上げることはありません。」の一点張り。

チリでの日中首脳会談、胡錦涛・中国国家主席よりキツイ注文がついた「靖国参拝」に関しては会談以後、「絶対、話題にしない。」と固く誓った総理、早速に実践。

一転、午後の衆議院イラク復興支援特別委員会では、饒舌に。
民主党 岡田代表の質問に、「今、日本が平和で侵略行為がなされていないが、永遠に平和であると誰が断言できますか。」と挑発的答弁。

さらに「だから日本は万一の侵略に備え自衛隊がある、今は平和だが将来平和でなくなるかも。どこの地域でも言える。」と飛躍した論調に岡田代表が『永遠に平和』などと言ってないと気色ばむ場面あり。

「靖国」では中国側に配慮し寡黙な『 貝 』の総理だが、イラク特措法では『 二枚貝 』ならぬ『 二枚舌 』にならぬようご注意を・・・・・・・。

2004-11-25
 
【平成16年11月24日(水)】
(23日=現地時間)

【午後】政府専用機 給油のためバンクーバー着。給油後、バンクーバー発。


(24日=日本時間)

【午後】10時6分、政府専用機で羽田空港着。14分、羽田空港発。34分、公邸着。


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『 無信不立(信無くんば立たず) 』  ― 内閣総理大臣 小泉純一郎

芸術の秋を締めくくる(?)、内閣・内閣府職員芸術作品展が、東京都内で始まった。

総理の座右の銘で論語の一節。

「政治の安定に最も大切なものは国民との信頼関係。」というのが側近評。

この一節は、総理の師匠のライバルだった三木武夫元総理も好んだ言葉。

何度も総裁選挑戦は、現職総理と共通点あり。

『 無信不立 』や『 男は一度勝負する。 』名文句を吐き、佐藤栄作氏3、4選阻止のため総裁選出馬するも一敗地にまみれた。

「三角大福中」時代の政治家は気骨があったのだが、今の政治家は・・・・・・ ?

芯がしっかりせずとも立候補しているセンセイ方ばかり ?!

『 芯なくも立つ 』ですか・・・・・。

2004-11-24
 
【平成16年11月23日(火・祝)】 〈 外遊日程詳報 〉
【勤労感謝の日】 (祝 日)


(22日=現地時間)

【午後】大統領府「モネダ宮」でチリのラゴス大統領と共同記者会見。大統領主催昼食会。ラディソン・サンティアゴ・プラザで国営放送インタビュー。旧議会上院でチリ上下両院議長と会談。ホテル・リッツ・カールトンで内外記者会見。日本大使公邸で在留邦人と懇談夕食会。

(23日=現地時間)

【午前】政府専用機でチリ・首都 サンティアゴから帰国の途に。


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「北朝鮮半島 ?」

「アジア太平洋経済協力会議=OPEC ?」

「イラク国民議会選挙は来年6月30日 ?」

3問とも時事クイズや入社試験問題の珍回答ではありません ?!

アジア太平洋経済協力会議(APEC)にてチリ首都・サンティアゴ滞在中の総理の盟友、世界指導者の大統領のお言葉。

新国務長官となるライス国家安全保障問題担当 大統領補佐官はIQ 200を超える天才、よく補佐してくださいネ !!

結びはいつも「 オ チ 」で締めくくるのだが、珍回答の大統領父君、シニア氏も大変、お忙しい。

22日(現時時間)午前、米テキサス州ヒューストン郊外で、南米エクアドルの講演に向かうシニア氏はじめ側近・警護担当者が搭乗予定の米ガルフストリーム社製 小型ジェット機がホビー空港手前3kmの雑木林に墜落、乗員3名が死亡。当時、空港周辺は濃霧に覆われていた。

シニア氏一行は搭乗前、危機一髪で難を逃れた。

こんな『 墜ち(オチ) 』は有り難くないようで・・・・・・。

2004-11-23
 
【平成16年11月22日(月)】 〈 外遊日程詳報 〉
(21日=現地時間)

【午後】チリ・サンティアゴの大統領府「モネダ宮」でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳ワーキングランチ。首脳宣言発表。クラウン・プラザ・ホテルでロシアのプーチン大統領と会談。ラディソン・サンティアゴ・プラザで「日本・チリ賢人会議」 チリ側メンバーと懇談。マリオット・ホテルで中国の胡錦濤国家主席と会談。ラディソン・サンティアゴ・プラザ宿泊。

(22日=現地時間)

【午前】宿舎ラディソン・サンティアゴ・プラザで同行記者団と懇談。「サン・クリストバルの丘」公園の日本庭園視察、記念植樹。憲法広場にて歓迎式典。大統領府「モネダ宮」でチリのラゴス大統領と会談。


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「日中間の政治的障害は、日本の指導者が靖国神社を参拝していることだ !!」と厳しく非難の胡錦涛 中国国家主席。

念願かなって1年ぶりの日中首脳会談 冒頭でのこと。

「心ならずも戦場に赴いた人々に哀悼の誠をささげ、不戦の誓いのための参拝。」と総理、理解を求めるも潜水艦領海侵犯、ガス田開発、3年間途絶えている日中両首脳相互訪問等について進展なく、関係改善とはならず。

翌日(22日・午前、現地時間)、宿泊先で開催の同行記者団との懇談。

「私は何も言わないことにした。どんな質問があっても触れない。」と来年以降の靖国参拝には言及せず、貝となる総理。

中国側を刺激せず、配慮はよく理解できるが、国内的に日本遺族会等の反発は必死、またひとつ難題を抱えた感がする。

この件、今まで威勢のよかった総理だが、鼻高々の天狗鼻を『 コキント(ウ) 』折られ、「 もの言えば 唇寒し 秋の風 」

2004-11-22
 
【平成16年11月21日(日)】 〈 外遊日程詳報 〉
(20日=現地時間)

【午後】チリ首都・サンティアゴ エスパシオ・リエスコ会議場でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議。APECビジネス諮問委員会(ABAC)との対話。ラディソン・サンティアゴ・プラザでインドネシアのユドヨノ大統領と会談。マボチョ駅文化センターでチリのラゴス大統領夫妻主催首脳公式夕食会。ラディソン・サンティアゴ・プラザ宿泊。

(21日=現地時間)

【午前】大統領府「モネダ宮」で首脳公式写真撮影。APEC首脳会議。


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「その通り、独立前の先代国王時より実践してます。」と平然と答えるボルキア・ブルネイ国王。

「年1回、国民全員を王宮招待し、全員(全人口33万人)と握手されると伺っていますが・・・ ?」との総理質問に。

APECホスト国、チリ・ラゴス大統領夫妻主催 夕食会での1コマ。

選良センセイ方、小選挙区で勝ち抜くには有権者とのスキンシップ大切に、ブルネイ国王を見習って・・・・・。

そう言えば、いつも手に包帯で「握手攻めで腱鞘炎だ !!」と騒いでいた女性元外相もいたっけ ?!

順調な国際会議でチョットしたハプニング ?!

APEC首脳会議 公式夕食会出席のため会場入場のブッシュ米大統領。

大統領はフリーパスで入場O.K。(当たり前のハナシ)

特別警護要員(シークレットサービス)がチリ警備当局から入場拒否されもみ合いに。

国際会議警備 経験不足のチリ警備当局が、テロ等を厳重警戒するあまり過剰警備、勇み足に。

一時は、先に会場入場のブッシュ大統領も駆けつけ、「自分の警護要員だ !!」と事情説明、救出する一幕も。一部始終が衛星中継で全米放映され、視聴率プラス(部下を助けるボスとして)支持率アップとなった。

「チ リ」という国は1本スジが通った国家だな、という感想。

総理、何でも「米 国」追随のどっかの国とは大違いですナ !!

2004-11-21
 
【平成16年11月20日(土)】 〈 外遊日程詳報 〉
(19日=現地時間)

【午前】給油のためメキシコ市着。

【午後】給油完了後、メキシコ市発。

(20日=現地時間)

【午前】政府専用機でチリ首都・サンティアゴ着。ラディソン・サンティアゴ・プラザ宿泊。ハイアット・リージェンシー・ホテルにてブッシュ米大統領と首脳会談。


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「国益のためイラク駐留延長は必要。」

総理外遊中で口も滑らか、武部勤自民党幹事長。

地元、北海道釧路市での講演でのこと。
総理外遊で盟友、ブッシュ米大統領との首脳会談での会談内容を見越してのいつもながらの援護射撃、さすがは忠犬。

「核発射態勢が整備されている可能性あり、簡単にできない !!」と北朝鮮経済制裁に対しては慎重姿勢を示した。

また、総理の靖国神社参拝問題関連発言あり。

「靖国参拝するなら首脳会談せずはおかしい。内政干渉だ !!」 、 まではよかったのだが、大脱線。

『日本では共産党員も創価学会員も正月、神社に初詣する。どんな悪人も亡くなったらホトケ様になるのが日本文化だ !!』

あれ、学会の方々は鳥居内には立ち入らずが教義では ?

幹事長、信濃町から抗議が来ますよ。

 「 選挙協力はできない !! 」 と・・・・・・・・。

2004-11-20
 
【平成16年11月19日(金)】
【午前】8時42分、公邸発。57分、国会着。9時2分、閣議開始。17分、閣議終了。24分、国会発。26分、官邸着。10時、竹内行夫外務事務次官。27分、川口順子首相補佐官。11時29分、報道各社インタビュー。35分、杉浦正健、山崎正昭両官房副長官。

【午後】1時6分、官邸発。24分、羽田空港着。49分、チリ・サンティアゴで開催 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため政府専用機で羽田空港発。


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「凡人・変人・軍人」の争い。

平成10年7月の自民党総裁選挙を表現した田中マキコ女史(元外相)の名文句だ。

凡人、軍人はすでに幽明境を異にして鬼籍入り、変人は今や時の宰相(?)である。

軍人こと故梶山静六元官房長官の死者の名誉が永田町で問題になっている。

故梶山静六氏は大正15年3月、茨城県生まれ。陸軍航空士官学校に入学するも敗戦、日本大学工学部卒。昭和30年 弱冠29歳で茨城県議 初当選、40歳で全国最年少県会議長。昭和44年 旧茨城2区より衆議院議員初当選、以後9回当選。内閣官房長官、法務・自治・通産の主要閣僚、党幹事長歴任。竹下派七奉行のひとりで「武闘派」と呼ばれた。

事の起こりは、17日の党首討論で岡田克也民主党代表が三位一体改革に関連し「(地方分権推進で)国会議員より都道府県議が偉くなる。そんなことを考えるんじゃない !!」と故梶山氏が当時、1年生議員だった岡田氏を叱ったというエピソードを披露。

この発言に対し故梶山氏の長男、弘志代議士(茨城4区・自民党)が激しく抗議、岡田代表に抗議文を送りつけた。

「(父は)地方議員出身で、生前の著書でも地方分権推進と税源移譲を主張、反論できぬ故人批判は名誉侵害で誠意に欠ける。」と憤る弘志氏。

自民党内からも「故人の名誉を汚し、極めて軽率。」と批判続出。

「故人でも国会議員の発言をもとに論議することは何らおかしくない。」と鉢呂吉雄 民主党国会対策委員長は記者会見で反論。

岡田克也 民主党代表は、週明けにも梶山弘志代議士に書簡にて回答するとのこと。

当選5回の岡田代表、死しても9回当選のツワモノ、梶山静六閣下には勝てず。

やはり、階級章の「ホシ」の数が違うようで・・・・・・・・。

2004-11-19
 
【平成16年11月18日(木)】
【午前】10時31分、公邸発。47分、官邸着。50分、野田健内閣危機管理監、柴田高博内閣府政策統括官。11時55分、報道各社インタビュー。

【午後】1時55分、伊藤達也金融担当相、五味広文金融庁長官。4時6分、政府広報番組「小泉総理ラジオで語る」収録。5時、兼元俊徳内閣情報官、飯原一樹防衛庁防衛局長。48分、細田博之、二橋正弘正副官房長官、伏屋和彦官房副長官補。6時2分、報道各社インタビュー。6分、官邸発。9分、東京・永田町のキャピトル東急ホテル着。ホテル内「村儀理容室」で散髪。8時29分、キャピトル東急ホテル発。43分、公邸着。


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今、『 兄 弟 』の話題多し。

テレビ朝日開局45周年記念制作番組 東京都知事 石原慎太郎原作『弟』をジェームス三木氏がドラマ化、5日連続放映中だ。

「慎太郎・裕次郎」兄弟を中心とした石原ファミリーを描いた自伝的ドラマだ。

今月28日投開票、前職と新人2人が立候補の高知県知事選挙。公明党が自民・社民党推薦の前高知市長の新人支持を表明。

兄貴は、29日開催の衆議院政治倫理審査会(小里貞利会長)でやっと弁明決定。

こちらの兄弟は、石原兄弟の如く『 太陽の季節 』や『 狂った果実 』のように「スカッと爽やか、カッコイイ」とはいかぬようで・・・・・・。


     ― 『 対応の期せず 』 に 『 狂った過失 (過日・佳日)』 ―

      ※ 【キチンとした対応・処理を怠ったため、過ぎ去ったよき日が狂い出した。】

2004-11-18
 
【平成16年11月17日(水)】
【午前】10時42分、公邸発。58分、官邸着。11時28分、村田吉隆防災担当相、柴田高博内閣府政策統括官。47分、官邸発。54分、東京・北の丸公園の日本武道館着。町村議会議長全国大会出席。

【午後】12時25分、日本武道館発。33分、官邸着。2時56分、官邸発。57分、国会着。3時、党首討論開始。46分、党首討論終了。49分、国会発。50分、官邸着。53分、杉浦正健官房副長官。4時1分、杉浦正健官房副長官、田中均、藤崎一郎 外務省外務審議官、藪中三十二アジア大洋州局長、伊藤健一 農水省総括審議官、日下一正 経済産業審議官ら。
14分、細田博之、二橋正弘正副官房長官加わる。48分、藤崎外務審議官。5時31分、津島雄二衆院議員ら自民党青森県選出国会議員、三村申吾青森県知事ら。6時、大泉隆史公安調査庁長官。22分、谷垣禎一財務相。53分、二橋官房副長官。7時7分、報道各社インタビュー。11分、官邸発。25分、公邸着。


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「重大決定や資金使途は、当時の野中広務事務総長権限だった。」と日本歯科医師連盟からの自民党旧橋本派1億円裏献金事件で、政治資金規正法違反(不記載)で在宅起訴の村岡元官房長官。

憲政記念館での民主党主催「1億円献金事件の真相をただす会」に出席した村岡氏は「事実無根、自分はスケープゴート」とあらためて身の潔白を強調、国会での証人喚問に応じる考えを重ねて表明した。

派閥会長だった橋本龍太郎元総理について「尊敬と信頼の念を持っていたが、最近は非常に不信感でいっぱい。逃げ回っているような感じで情けない、本当に悲しい気持ち。」と語る。

「政治とカネの問題を解決しない限り政治は信用されない。」と再三、力説し最後まで証人喚問に応じる考えに変わりないことを強調。

「司法の場に移っている話、回答は控えたい。」と橋本元総理、「事件や派閥資金には関与せず。」と野中元官房長官。

喚問に消極的な金権党体質と党首討論でもその党に「丸投げ」を平然とのたまう総理。

世論は、早期の証人喚問実現を望んでいることをシカと肝に銘じて頂きたい。

なぜ ? 、村岡氏のみが起訴されたかって ?!

「 村岡 『カ ネ』 造 」って、チョット名前が悪かった。

2004-11-17
 
【平成16年11月16日(火)】
【午前】8時11分、公邸発。26分、国会着。31分、閣議開始。37分、閣議終了。52分、国会発。9時、東京・元赤坂の迎賓館着。21分、マルグレーテ・デンマーク女王歓迎行事出席。37分、迎賓館発。44分、官邸着。51分、野田健 内閣危機管理監、柴田高博 内閣府政策統括官。10時19分、安藤隆春 警察庁官房長。11時、細川興一 財務省事務次官、渡辺博史 財務官、井戸清人 国際局長。29分、川口順子首相補佐官。

【午後】12時21分、報道各社インタビュー。27分、杉浦正健官房副長官。2時3分、杉浦官房副長官、田中均外務審議官、坂場三男外務省中南米局長ら。50分、山口信夫日本商工会議所会頭。4時27分、藪中三十二 外務省アジア大洋州局長。5時、細田博之官房長官、二橋正弘官房副長官、伏屋和彦官房副長官補。18分、月例経済報告関係閣僚会議開始。54分、月例経済報告関係閣僚会議終了。6時6分、司法制度改革本部関係者との懇談会出席、挨拶。35分、報道各社インタビュー。7時9分、官邸発。16分、皇居着。マルグレーテ・デンマーク女王歓迎宮中晩さん会出席。10時45分、皇居発。11時1分、公邸着。


 ― ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ―


つい最近まで「郵政民営化」だの「三位一体の改革」だの内政一色だったのが、さま変わり『外交の晩秋』に変化。

「技術的原因で誤って領海侵犯した、誠に遺憾。」と北京で武大偉 中国外務次官が阿南惟茂 駐中国日本大使に伝えるが、日本側要求の「謝罪」という言葉はなかった。

日本側は既に、領海侵犯潜水艦が、16日 中国黄海沿岸の青島近郊、姜哥庄(ジャングウジャン)潜水艦基地入港を軍事衛星により確認済。

中国側早期の「遺憾表明」を『陳謝と理解する。』(細田官房長官)と日本政府は評価するが、領海侵犯制止できなかった(浮上命令発令せずの失態 ? )日本側にも大きな問題を残した。

しかし、東シナ海を自分の中庭同様に思う中国海軍がミスを認めたことは大きな意義あり。海底天然資源採掘問題も絡み今後の日中外交が注目だ。

また、中国側も再三の首脳会談提案を拒絶し「靖国参拝」に対して強硬な抗議を示してきたが、今月20日からチリで開催のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)でも胡錦涛国家主席との首脳会談を拒絶すれば逆に「領海侵犯」という弱みを国際的な負い目となることを危惧、早期の事態収拾に動き、靖国・歴史認識問題を今後も温存しようとの中国側思惑が垣間見える。

「四島帰属を明確にしないと平和条約締結にはならない !!」と総理、町村外相も「旧ソ連時代から繰り返しの主張、新しいものでない。」

プーチン ロシア大統領が平和条約締結後、歯舞・色丹2島返還で決着を図る意向を示したことに対して、総理は四島帰属問題を解決したうえ平和条約締結を目指す従来の日本政府方針に変わりがないことを強調。

平壌で開催の第3回日朝実務者協議の結果に閣僚・与野党はじめ拉致被害者家族らから批判続出。
経済制裁発動の本格検討や食糧支援凍結の声が日増しに強くなるものと予測される。

アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議出席のため町村外相が出発。18日午後(日本時間19日未明)の閣僚会議など出席後、フランス・英国歴訪し21日夜(日本時間22日早朝)エジプト入り、シャルムエルシェイクで開催のイラク復興国際会議出席、25日帰国予定。

総理も20日からのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、再選されたばかりの盟友、ブッシュ米大統領、北方領土・平和条約等の難問多く来年訪日が予定されるプーチン ロシア大統領や胡錦涛 中国国家主席らとの個別首脳会談も予定されている。

「国務長官が代わっても日米関係の重要性に変化なし、非常に日本に理解を示していただき、日米友好増進に極めて尽力してくれた方。これまでの努力、活躍に心から敬意。」とパウエル米国務長官退任に労いの言葉を語る総理。

穏健派、パウエル氏の後任国務長官は国家安全保障問題担当 大統領補佐官だった方。

さすがは、「 米 国 」、その名は 『 ライス 』 女史。

2004-11-16
 
【平成16年11月15日(月)】
【午前】10時31分、公邸発。48分、官邸着。54分、細田博之、二橋正弘正副官房長官。11時8分、牛尾治朗観光立国推進戦略会議 座長。36分、野田健内閣危機管理監、柴田高博内閣府政策統括官。

【午後】12時4分、政府与党連絡会議開始。37分、政府与党連絡会議終了。1時、与謝野馨自民党政調会長。32分、安全保障会議。2時20分、藪中三十二 外務省アジア大洋州局長。3時10分、細田官房長官、麻生太郎総務相、谷垣禎一財務相、竹中平蔵経済財政担当相。43分、田中均 外務省外務審議官、佐々江賢一郎 外務省経済局長、木村幸俊 財務省関税局長、北村俊昭 経産省通商政策局長、内田俊一 内閣広報官。4時57分、官邸発。58分、国会着。5時1分、自民党役員会開始。18分、自民党役員会 途中退席。21分、国会発。22分、官邸着。33分、経済財政諮問会議開始。7時7分、経済財政諮問会議終了。9分、中川昭一経産相。27分、報道各社インタビュー。33分、官邸発。37分、東京・虎ノ門のホテルオークラ着。ホテル内 中国料理店「桃花林」で中曽根弘文参院予算委員長、矢野哲朗参院自民党国対委員長、山崎正昭官房副長官らと会食。9時8分、ホテルオークラ発。20分、公邸着。


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「シロか、クロか ?」

平壌で開かれた第3回日朝実務者協議、「8人死亡、2人不明」とする北朝鮮側の拉致問題に関する従来の説明は変わらず。

持ち帰った横田めぐみさん(?)とされる「遺骨」が、本物かどうか科学鑑定の結果が待たれる。

北朝鮮は日本国内からの不誠実との批判をかわすための努力を演出、政府代表団長 薮中三十二 外務省アジア大洋州局長が言うように「日本側は納得できる内容ではない。」のが現実。

ブッシュ米大統領再選という時期を考慮しての拉致解明進展の演出に外務省は、既成事実の積み重ねへのすり替えを警戒、核・ミサイル等安保問題を含む包括協議への早期移行には慎重だ。

総理も「横田さんのプライバシーもあり、私から申し上げるのは控えたい。」と娘を無謀にも拉致された横田夫妻の心情を慮って慎重姿勢。

一方、「地震・台風の被災者を考慮、発表を差し控えていたとのことだが、いいニュースだと喜んでいる。よいご家庭が築けるよう静かな環境を・・・。」と紀宮さまご婚約内定に祝意。

こちらは、『 クロだ !! 』

2004-11-15
 
【平成16年11月14日(日)】
【午前】10時、公邸発。16分、JR品川駅着。21分、東海道新幹線「のぞみ71号」乗車。

【午後】12時34分、JR京都駅着。36分、JR京都駅駅発。48分、京都市東山区の京料理「高台寺土井」着。棚橋泰文科学技術担当相、奥田碩日本経団連会長、セインズベリー英科学技術相、アルバーツ全米科学技術アカデミー会長らと会食。2時34分、「高台寺土井」発。55分、京都市左京区の京都宝ケ池プリンスホテル着。3時19分、徒歩にて京都宝ケ池プリンスホテル発。35分、京都市左京区の国立京都国際会館着。38分、会館控室で棚橋科学技術担当相、小池百合子環境相、尾身幸次元科技担当相、山田啓二京都府知事ら。4時1分、「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」開会式出席、基調講演。49分、国立京都国際会館発。5時19分、JR京都駅着。34分、東海道新幹線「のぞみ142号」乗車。7時46分、JR品川駅着。48分、JR品川駅発。8時5分、公邸着。


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「中国原潜 日本領海侵犯と東シナ海エネルギー開発問題を関連づけざるを得ない。エネルギーすべてが中国のものと考えての行動としたらとんでもない。」とタカ派、中川経済産業相が強く非難。

米軍の軍事探知能力の凄さを感じた。

今回の中国原潜領海侵犯事件の第1報は米軍情報だった。10月下旬、米軍偵察衛星が中国海軍 寧波海軍基地近くで浮上航行中の1隻の中国原潜発見。間もなく東シナ海 周辺海域に大量敷設の海底ケーブル音響探知装置が原潜スクリュー音捕捉。日本領海へ入る直前、海上自衛隊に通報。海自は中国原潜潜航が予測された周辺海域に集中的にP3Cを警戒配備しソノブイ投下。中国原潜を捕捉、追尾した。

山崎拓首相補佐官が15日から訪中、上海で安保講演後、北京で武大偉外務次官らと会談。唐国務委員(前外相)とも会い、17日帰国。

中国原潜領海侵犯事件やチリで開催のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談などの意見交換が主目的。

和歌山県高野町で講演の王毅・駐日中国大使、総理の靖国神社参拝問題をあらためて批判。

中国海軍原潜による日本領海侵犯には言及せず「時々波風もたつが、お互いに尊重しあい、落ち着いて解決策を探ることが必要。」とだけ述べる。

総理、天気晴朗なれど内外ともに『 大波高し 』 ですな !!

   ― 暴風・波浪・高潮警報 プラス 津波警報 発令中 ?! ―

2004-11-14
 
【平成16年11月13日(土)】
【午前・午後】東京・品川の公邸。来客なし。


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「(総理、)あなたは有名人だ !!」

「あなたの方がブッシュ大統領よりも有名だ !!」

官邸を表敬訪問したアーノルド・シュワルツェネッガー米カリフォルニア州知事を持ち上げる総理。

盟友、ブッシュ米大統領 再選に貢献したシュワルツェネッガー知事だけに首相と意気投合、和気藹々の会談となった。

会談後の記者会見で、総理の印象を「非常に知的・情熱的でビジョンを持っている。」と語る。

最後にシュワちゃん、『I WILL BE BACK』と有名な決めセリフを残し、4日間の訪日を終え帰国。

いつも永田町界隈の住人は「オレは戻ってくる !!」と言い残し国民の審判をうけるのだが、戻ってこられないセンセイ方も多し。

今日、東京に木枯らし一番が吹く。
もうすぐ、もっと怖い『 風 』が永田町界隈にも吹くやいなや・・・・・ ?!

2004-11-13
 
【平成16年11月12日(金)】
【午前】8時41分、公邸発。58分、国会着。9時1分、閣議開始。14分、閣議終了。15分、町村信孝外相、大野功統防衛庁長官、細田博之、二橋正弘正副官房長官。40分、国会発。42分、官邸着。11時2分、シュワルツェネッガー・米カリフォルニア州知事。

【午後】12時1分、報道各社インタビュー。4分、全国知事会議午さん会開始。25分、全国知事会議午さん会終了。26分、全国知事会議開始。2時4分、全国知事会議 途中退席。23分、田中均 外務省外務審議官、小松一郎欧州局長。3時30分、ブロンダール・アイスランド国会議長。5時4分、竹中平蔵経済財政担当相。33分、司法制度改革推進本部顧問会議開始。55分、司法制度改革推進本部顧問会議を途中退席。58分、兼元俊徳内閣情報官、飯原一樹 防衛庁防衛局長、太田文雄情報本部長。7時、報道各社インタビュー。5分、官邸発。16分、公邸着。


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「オィ、香典いくら包む。もう一人、アブナイのもいるしな !!」

久方ぶりに(ブラック)ユーモア好きの知人から電話あり。

若しかして、共通の友人の誰かが・・・・ ? 、と頭の中でいろいろな人の顔(失礼)を思い浮かべていると「ヤセルだよ。」と一言。

「ヤセル ?」、より一層、頭の中はパニクッタ。

『ヤセル・アラファト』 ― パレスチナ自治政府 議長。11日午前3時半(日本時間同11時半)、フランス・パリ郊外のペルシー軍病院で死去。享年75歳。

ご冥福を祈る。

カイロ大学で工学を学び50年代末、後にPLOの主軸となるゲリラ組織ファタハ創設に参加。69年にPLO議長になった後は幾多の政治的、身体的危機をくぐり抜け、中東の不死鳥と呼ばれ35年にわたりパレスチナ国家建設を率い、ノーベル平和賞も受賞。10月上旬から体調を崩しパリ郊外の病院、集中治療室に入院中だった。

アラファト議長の死去により、パレスチナ指導部内に権力闘争が生じれば、先の見えない中東和平がますます混迷する。

総理は「日本政府と国民を代表し、心から哀悼の意を表する。」との談話発表。

昭和56年以来、6度来日のアラファト議長の葬儀は12日、カイロで行われるが、政府は川口順子首相補佐官(前外相)を政府特使として派遣決定。

ところで、「もう、ひとりアブナイって ?」

外報部あがりの知人曰く、「ケネディと一触即発だっただろ。こちらも肩書きは議長だよ !!」

知人からのヒントを得て、もう一人のアブナイ議長国産ハマキをホッと燻らせた。

今日はケムに巻いたハナシで     - THE END -

2004-11-12
 
【平成16年11月11日(木)】
【午前】10時32分、公邸発。46分、官邸着。48分、野田健内閣危機管理監、大古和雄防衛庁運用局長。11時、島村宜伸農水相。

【午後】12時2分、報道各社インタビュー。2時4分、細田博之、二橋正弘正副官房長官。2時45分、伊藤滋早大教授。牧野徹首相補佐官同席。3時20分、中川秀直自民党国対委員長。細田官房長官同席。4時、フェルドマン モルガン・スタンレー証券株式調査部日本担当部長。6時6分、報道各社インタビュー。10分、官邸発。12分、東京・永田町のキャピトル東急ホテル着。ホテル内の「村儀理容室」で散髪。7時10分、キャピトル東急ホテル内の中国料理店「星ヶ岡」で首相秘書官らと食事。8時18分、キャピトル東急ホテル発。31分、公邸着。


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戦前・戦中・戦後と激動の昭和史を歩んできた二人の元総理の対照的な持論展開となった。

衆議院憲法調査会 公聴会に公述人として出席の中曽根・宮沢元総理。

中曽根元総理は「憲法改正に関する所見」を発表、憲法9条改正により自衛のための「防衛軍」創設を提唱。

一方、宮沢元総理は「現行憲法が21世紀も存続、運用されることを切望する。」と述べ、憲法改正に慎重な考えを表明。9条改正に関しても「過去半世紀余、9条は務めを果たしてきた。わが国は国外で武力行使すべきでない。」とも公述。

他に武村正義元蔵相も出席、「国際的集団安全保障に参加する場合も武力行使は避けるべき。」また、「憲法前文に自然を尊ぶ環境主義の理念を」と語り環境権の盛り込みなど部分的改正容認の姿勢を示した。

久しぶりの『 タ カ 』 と 『 ハ ト 』 の競演、長き政治哲学・経験と人生観からの両者の考えの際立ちが鮮明に。
どちらも日本の将来にわたる天下国家を如何にすべきかとの真摯な老政治家の提言、大変貴重で有り難き言葉の数々。

ところで、総理を鳥に譬えると『 サ ギ 』、『 カラス 』それとも『 ウ ソ 』・・・・・・・・・・・・ ?

2004-11-11
 
【平成16年11月10日(水)】
【午前】10時32分、公邸発。48分、官邸着。11時18分、柳沢協二官房副長官補。25分、山崎正昭官房副長官。

【午後】12時14分、報道各社インタビュー。17分、二橋正弘官房副長官。53分、官邸発。54分、衆議院第1議員会館着。「衆議院前議員会」総会出席、挨拶。1時9分、衆議院第1議院会館発。20分、東京・南青山の青山葬儀場着。故原健三郎元衆院議長 葬儀出席。2時1分、青山葬儀場発。11分、官邸着。56分、官邸発。57分、国会着。3時、党首討論開始。49分、党首討論終了。51分、国会発。53分、官邸着。4時14分、愛知万博 広報用ビデオ撮影。6時22分、報道各社インタビュー。25分、官邸発。30分、東京・虎ノ門のホテルオークラ着。ホテル別館宴会場「オーチャードルーム」で、武部勤幹事長ら自民党5役と細田博之官房長官らと会食。8時8分、ホテルオークラ発。21分、公邸着。


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最高指揮官への報告は3時間後、すでに領海外へ退去後だった。

早朝から国籍不明潜水艦が沖縄県先島諸島の石垣島、宮古島周辺を約3時間にわたり領海侵犯。平成11年3月以来、2回目の海上自衛隊に海上警備行動が発令された。

今月5日より鹿児島県・種子島南東公海上で、中国海軍 潜水艦救難艦「861」と航洋曳船の2艦を発見。海上自衛隊第4護衛隊(広島県呉市)所属、護衛艦「あけぼの」が監視。8日正午、種子島の南東約315キロの公海上で、両艦を確認。

周辺に中国海軍潜水艦が潜航しているおそれがあるとして海自P3C対潜哨戒機を周辺海域派遣、警戒中だった。

極めて軍事機密的色彩の強い問題であり、官邸・防衛庁発表の時間や位置等が正確であるとは言い難く、正に『大本営発表』なのだが、自宅の庭先を不審者にかつてに通行、踏み荒らされ自宅の主に報告が上がったのが不審者が逃げ去って3時間後とは情けないと一般国民は思うかもしれない。

弱腰・臆病などと政府対応を非難するのは早計だ。
国籍不明潜水艦と言葉を濁しているが、ズバリ中国海軍所属の「漢(ハン)級」原子力潜水艦だ。

日本の排他的経済水域(EEZ)境界線付近の中国側水域で、中国が複数の天然ガス田開発を進めている問題や台湾有事の際、海上封鎖戦略の一環としての潜水艦航路調査等、ある程度、中国側の政治・軍事的動向は予測できる。

国連海洋法条約では領海を含め海洋は原則「自由航行」。領海内通過の場合、潜水艦は浮上した上で、国籍を示す旗を掲げなければならない。また当然、第三国による訓練や情報収集等、一切の軍事活動も禁止されている。

今回の国籍不明潜水艦の領海侵犯事件は、明らかに国連海洋法条約違反にあたる。

総理は一連の中国潜水艦(?)領海侵犯を黙認、中国側に恩を売ろうと考えたのだろう。靖国参拝や尖閣諸島、東シナ海ガス田開発などギクシャクしがちの日中関係を考慮、今月下旬にチリで開催のアジア太平洋経済協力会議(APEC)での日中首脳会談用の外交カードとして使おうとの魂胆が垣間見えるのだが・・・・。

もし、本当に自衛隊最高指揮官である総理が3時間も領海侵犯の事実を知らなかったとすると背筋がゾッとするのだが、本日(10日)午後の党首討論、「自衛隊が活動している地域が非戦闘地域だ !!」などと仰っている様では・・・・・ ?!

永田町周辺、水面下で何やら不穏な倒閣の動きあり。

総理、官邸や国会、党本部に『 会場警備行動 』の発令を・・・・・・。

2004-11-10
 
【平成16年11月9日(火)】
【午前】8時40分、公邸発。51分、国会着。9時2分、閣議開始。15分、閣議終了。19分、国会発。20分、官邸着。22分、野田健内閣危機管理監、坂篤郎内閣府審議官。58分、加藤紘一、古賀誠 両元自民党幹事長、亀井静香元政調会長。細田博之官房長官同席。11時1分、周強 中国共産主義青年団第1書記。55分、報道各社インタビュー。

【午後】12時10分、杉浦正健内閣官房副長官。24分、武部勤 自民党幹事長。2時53分、武部勤 自民党幹事長、安倍晋三 幹事長代理。3時12分、森下伸昭 会計検査院長ら。31分、宮下正明ザンビア大使、柳谷俊範コンゴ大使。4時、北側一雄国土交通相。46分、藤崎一郎 外務省外務審議官、渡辺博史 財務省財務官、中嶋誠 経済産業省貿易経済協力局長。5時27分、米ニューズウィーク誌インタビュー。6時26分、中東文化ミッション団長 山内昌之東大教授ら。55分、報道各社インタビュー。7時、官邸発。5分、東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテル着。宴会場「紺青」で杉浦、山崎正昭両官房副長官、各省政務官と会食。19分、細田官房長官加わる。8時40分、赤坂プリンスホテル発。55分、公邸着。


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これは禅問答か ?!

「サマワが安全と言ったことはない。安全でないから、自衛隊に行ってもらう。」と総理。

前日は「サマワは非戦闘地域、変わらず。」だったハズ。

『非戦闘地域』=『安 全』ではないらしい。

加藤・古賀・亀井の自民党3役経験者がイラク自衛隊派遣延長問題への慎重対応を求めるよう申し入れのため官邸訪問での1コマ。

さらに総理、「絶対、成功させないといけない !!」とイラク中部ファルージャ総攻撃に関して記者団質問に答える。

「町中総攻撃を全面的賛成とは問題。」と岡田民主党代表、志位共産党委員長も「住民虐殺の戦争を成功させなければとは、人命軽視も甚だしい。」と野党側はこの発言に一斉反発。

身内のはずの森喜朗 前総理、大分県での講演で「総理は絶対君主でない、(三位一体改革で)ひとり突っ走ると国民全体を敵に回す。」とけん制。

総理、このままいくとファルージャでなく官邸総攻撃、集中砲火で火ダルマもありえますゾ !!  ― ご注意なさいませ。

2004-11-09
 
【平成16年11月8日(月)】
【午前】10時32分、公邸発。45分、官邸着。11時5分、藤崎一郎外務審議官。26分、野田健内閣危機管理監、柴田高博内閣府政策統括官。
 
【午後】12時3分、報道各社インタビュー。1時、二橋正弘官房副長官。2時12分、パエス列国議会同盟(IPU)議長。48分、川口順子首相補佐官。3時13分、中川秀直自民党国対委員長。41分、林田彪内閣府副大臣。4時19分、福田康夫前官房長官。25分、諸井虔地方制度調査会会長。57分、官邸発。58分、国会着。5時1分、自民党役員会開始。25分、自民党役員会途中退席。26分、国会発。28分、官邸着。39分、町村信孝外相。6時44分、報道各社インタビュー。59分、村上誠一郎規制改革担当相、規制改革・民間開放推進会議 宮内義彦議長と会食。8時46分、会食終了。9時35分、ブッシュ米大統領と電話会談。海老原紳外務省北米局長同席。49分、官邸発。10時1分、公邸着。


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『 12月14日が期限だ !! 』 なにも忠臣蔵の吉良邸討ち入りではない。

「(派遣期限切れの)12月14日を区切りとして撤退するのが現実的。」とテレビ番組で岡田民主党代表。

イラク暫定政府がイラク全土に非常事態宣言を発令したにもかかわらず、総理は(自衛隊駐留の)イラク南部サマワは「非戦闘地域で変わらず。」と平然と答える。

派遣延長には「12月14日が近づけば、総合的情勢判断にて決定する。」と抽象的表現で言葉を濁す。

綿貫民輔前衆院議長、加藤紘一元自民党幹事長、亀井静香元政調会長らが7日、東京都内で小泉政治手法批判を肴に会食。
綿貫氏の呼びかけに総裁派閥の森派を除く各派閥の大物が顔を揃えた。堀内光雄前総務会長、野呂田芳成元農相、野田毅元自治相、武藤嘉文元外相という顔ぶれのオールキャスト(?)。

加藤紘一氏は明確に「自衛隊派遣延長 反対」を主張。他の出席者からも慎重意見が相次いだ。

「(政治手法が)やれ独裁的だの暴走族じゃないか」との抵抗勢力・反小泉派からの批判に『何言われても仕方ないが極端な批判は、私が真ん中(王道を)行っているからだ。』と皮肉りながら自信満々に語る有頂天(?)の総理。

江戸城ならぬ官邸『 松の廊下 』で「殿中でござる !!」などとおこらなければよいのだが・・・・・・。

2004-11-08
 
【平成16年11月7日(日)】
【午前】9時22分、公邸発。10時2分、埼玉県朝霞市の陸上自衛隊朝霞駐屯地着。28分、朝霞駐屯地発。33分、埼玉県新座市の陸自朝霞訓練場着。防衛庁・自衛隊50周年記念観閲式出席、訓示。11時58分、朝霞訓練場発。
 
【午後】12時3分、朝霞駐屯地着。4分、扇千景参院議長、大野功統防衛庁長官、森勉陸上幕僚長ら。18分、朝霞駐屯地発。1時12分、公邸着。


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「サマワは非戦闘地域で安全。」と公式見解を述べているものの実際にロケット弾が着弾し人的被害がないものの、物的被害が出ているのも事実。

7日 午前、陸上自衛隊 観閲式が埼玉県新座市の陸上自衛隊 朝霞訓練場で行われた。

観閲式は陸・海・空 自衛隊持ち回りで毎年実施。陸上自衛隊 観閲式は平成13年が米中枢同時テロの影響で中止となったため平成10年以来6年ぶり。
隊員約4200人、戦車など車両約230両、航空機約60機参加。新潟県中越地震対応のため、ヘリなどの参加が減った。

今年は自衛隊発足50周年の記念観閲式となり、岡田克也 民主党代表も野党党首として初出席。

そんな記念すべき観閲式会場に向け、午前8時45分頃、過激派と思われる不逞の輩が訓練場近くの雑木林(新座市馬場3丁目地内)から金属弾(直径約5cm)2発を発射、1発は訓練場南約150mの空き地に着弾するも幸いケガ人など被害は出なかった。

観閲式は午前10時半開始で、総理はじめ来賓は会場到着前。

埼玉県警と所轄署は過激派のゲリラ事件として現在捜査中。

まぁ、総理にもサマワ並みのロケット弾の恐怖を体験させたかったのかもしれないが、危険極まりないケシカランこと。無事、被害なしで胸撫で下ろす。

「わが国は自国の安全と繁栄を確保するため、国際社会の平和と安定のため積極的貢献が必要、(イラク派遣に)日本国民の善意を実行する部隊として高い評価と感謝の言葉が寄せられている。」と観閲式訓示でイラクへの部隊派遣の正当性と派遣期間延長を強調する総理。

5日午前、都内ホテルにて加藤紘一、古賀誠 両元自民党幹事長、亀井静香 元政調会長が自衛隊イラク派遣延長問題で会談。

イラク南部サマワの安全性と復興活動の検証そして自衛隊撤退時期の明確化が必要として政府に申し入れを行うことで意見一致し、週明け早々にも官邸へ出向くことになった。

この3氏は今年1月のイラク派遣に関する国会承認の際、採決を欠席・退席している。

一方、申し入れを受ける総理、「自民党は自由で民主的な開かれた政党、いろいろなご意見の方がみえる。」と鷹揚に構える。
総理が加藤氏と会談するのは平成13年12月以来、約3年ぶりのこと。元YKKのひとり山崎拓補佐官の仲立ちあってのことで「いい機会だ。」と総理も応じた。

それにしても加藤・古賀・亀井の3氏、『 3 K 』 と言うべきか ?!

総理にとっては、『 怖い・小ウルサイ・くどい 』それとも『 小賢しい 』、『 こ憎たらしい 』・・・・・ ?!

この際、総理も含め『 4K 』と致しましょうか ?

2004-11-07
 
【平成16年11月6日(土)】
【午前】9時40分、公邸発。10時、東京・市谷本村町の防衛庁着。自衛隊殉職隊員追悼式参列。30分、防衛庁発。10時51分、公邸着。

【午後】東京・品川の公邸。来客なし。


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「ハラケン」さんこと原健三郎 元衆議院議長が97歳の天寿を全うされた。
ご逝去を心より悼み、謹んでご冥福をお祈り致します。

故原健三郎氏は兵庫県北淡町生まれで昭和6年早稲田大学卒業後、米国オレゴン、コロンビア両大学留学。
帰国後、講談社入社し雑誌編集長などを経て昭和21年4月の戦後初の総選挙で初当選、以来連続当選20回。

佐藤内閣で2度、労相(昭和43・46年)を務め鈴木内閣では国土庁長官(昭和55年)を歴任、昭和61年7月「死んだふり解散」による第38回総選挙(衆参同日選)後、第65代 衆議院議長に就任。
平成8年には尾崎行雄氏、三木武夫元首相に続き憲政史上3人目の国会議員在職50年表彰を受け、平成12年に93歳で政界引退。

ユニークな政治家だった。歯に衣着せぬ「ハラケン」節、時には物議を醸したが、ひとなっこい目とユーモア一杯の言動に回想が過ぎる。

2度目 労相時の昭和47年1月、地元兵庫での成人式祝辞で「感謝の念を忘れると養老院行き !!」と脱線し労相辞任。でも、今では当たり前の『週休2日制』導入を積極的に推進したのも米国遊学経験者「ハラケン」さんの功績大。

中曽根政権での衆参W選挙で衆院300議席という絶対安定過半数時に衆院議長に就任するも売上・消費税と税制問題での与野党攻防、リクルート問題など疑獄事件も発覚、厳しい国会運営を強いられ平成元年度 予算案の強行採決時の議会混乱責任を取り多賀谷副議長(社会党出身)ともども約1ヶ月、与野党からの辞任圧力に抵抗する粘り腰を見せたが辞任。

自民党内で高齢・多選批判から定年制導入が叫ばれると「生涯現役、死ぬまで議員はヤメん。ヤメさせたければ殺せ !!」と怪気炎。

最後の当選(20回目・平成8年)は、小選挙区で落選し敗戦の弁で土下座中、復活当選の報が入り逆転バンザイに。

本州と地元、淡路島そして四国を結ぶ本四架橋建設に政治生命をかけ実現に尽力。

自らシナリオ執筆した日活アクション映画、小林旭主演『渡り鳥シリーズ』の如く、党内派閥的には大野派、船田派、中曽根派と渡り歩いた「派閥渡り鳥」。

戦後保守政治を代表する個性ある老政治家が、またひとりいなくなった。

あらためてご冥福をお祈り申し上げます。


合  掌

2004-11-06
 
【平成16年11月5日(金)】
【午前】8時42分、公邸発。57分、国会着。9時1分、閣議開始。15分、閣議終了。16分、麻生太郎総務相。24分、国会発。26分、官邸着。35分、野田健 内閣危機管理監、柴田高博 内閣府政策統括官。
10時7分、官邸発。13分、皇居着。大綬章親授式出席。53分、皇居発。11時1分、官邸着。44分、細田博之官房長官。

【午後】1時17分、官邸発。24分、皇居着。重光章伝達式出席。39分、皇居発。45分、官邸着。2時26分、官邸発。27分、国会着。30分、参議院イラク復興支援特別委員会 再開。3時36分、参議院イラク復興支援特別委員会 散会。38分、国会発。40分、官邸着。45分、藪中三十二 外務省アジア大洋州局長。4時32分、アジア太平洋経済協力会議(APEC)ビジネス諮問委員会(ABAC)日本委員 川本信彦ホンダ特別顧問ら。5時、兼元俊徳内閣情報官。6時54分、報道各社インタビュー。59分、官邸発。7時4分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニガーデンコート着。宴会場「アリエス」で杉浦正健、山崎正昭両官房副長官、各省の副大臣と会食。13分、細田官房長官が加わる。8時33分、ホテルニューオータニガーデンコート発。49分、公邸着。


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「会談内容はお互い、口外しないようにしましょう。」と4日午前、官邸で王毅 中華人民共和国駐日大使と大使就任後、初会談でのこと。

王大使も単なる「表敬」です、と一言。食い下がる報道陣に笑顔で『再見(ツァイチェン)』と官邸を後にした。流石はベテラン外交官、物腰、身のこなしとも超一流だ。

謎だった会談内容が判明、当初は台風、地震見舞いから靖国、ガス田開発問題など『深刻な政治問題だけでなく経済問題も・・・ ?!』との憶測がひとり歩き。

山崎拓首相補佐官が今月17日に中国・北京で中国要人と会談予定であることがわかった。
山崎氏は首相補佐官就任後「総理に日中関係改善を直言する。」と述べ、王毅・駐日大使らと対応協議していた。

総理の靖国神社参拝問題で日中首脳の相互訪問が3年以上途絶えており今月下旬、チリで開催のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で日中首脳会談が実現に向かうよう事前交渉としての訪中か。

中国政府も台風・地震と2度も温家宝首相名のお見舞い電報を打電。関係修復の端緒を模索していた。

しかし、見舞い電報打電 1回目(台風被害時)は中国国内では全く報道されず、というよりも報道が禁止された。中国人民の反日感情を考慮したためではないかとの観測だ。

2回目の見舞い電報(新潟県中越地震)は中国国内でも報道解禁。世界の「シンカンセン」が初の営業運転中脱線など世界各国で大きく地震報道がなされ中国国内でも頻発する風水害被害とは別として報道可となった模様。

国内外の影響を相当予測、考慮しての世論操作とは、大変なご労苦でございますネ !!

着任間もない王大使が、日中関係修復に山崎補佐官などと腐心している最中、、総理が衆院予算委員会で「外国に英霊慰霊の作法が『よろしくない』と言われ『はい、そうですか』とは従えない !!」と反発。
その翌日、「みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会」のセンセイ方が大挙して靖国神社 秋の例大祭に集団参拝。

今回の山拓補佐官訪中に期待したいところだが、日本・中国国内とも微妙な雰囲気である。

日本での『 王 』 さんは、お二人ともやはり【 タカ 】 問題に苦しめられるようで・・・・・・。

2004-11-05
 
【平成16年11月4日(木)】
【午前】10時3分、公邸発。20分、官邸着。22分、坂篤郎内閣府審議官。42分、報道各社インタビュー。11時1分、特別応接室で中国の王毅駐日大使。藪中三十二外務省アジア大洋州局長同席。
 
【午後】12時40分、二橋正弘官房副長官。2時24分、棚橋泰文科学技術担当相、阿部博之総合科学技術会議議員。3時、「与党教育基本法改正に関する検討会」の保利耕輔座長ら。5時18分、経済財政諮問会議開始。6時53分、経済財政諮問会議終了。7時18分、報道各社インタビュー。21分、官邸発。32分、東京・紀尾井町の日本料理店「福田家」着。衆議院永年在職表彰(25年)自民党 小里貞利元総務会長、亀井静香元政調会長、保利耕輔元文相らと会食。9時17分、「福田家」発。35分、公邸着。


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盟友ブッシュ米大統領 再選の報に「アメリカ国民の選択を尊重したい、これまで築いてきた大統領との信頼関係、友情を大事にし更に日米関係を発展させていきたい。」と優等生的発言の総理。

一方、忠犬 武部自民党幹事長は「テロから米国と世界を守るため、敢然と戦う『強い大統領』に対する信任。」との声明発表、さらに「小泉総理との固い信頼関係を基礎に『世界の中の日米同盟』の考えに立ち、国際社会が直面する様々な課題に力を合わせて取り組んでいくべき。」とヨイショの連発。

今回の米大統領選挙、全世界の青少年に夢と希望そして好影響を与えた。

(ムーア監督流に)「バカでマヌケな奴でもカネさえあれば世界一の指導者になれる。」 からである。

もし、ケリー(民主党)勝利であったならば、「金持ちの未亡人」をタラしこむ輩が増えたかも・・・・ ?!

『 油とケチャップ 』の戦いは油(オイル)に軍配が上がったが、それにしても不毛の選挙戦であった。

太平洋 対岸の同盟国もたまったもんじゃない。
『対岸の火事』では済まされないことになりそうな予感・・・・・・。

自衛隊精鋭部隊 諸君、あと4年の辛抱ですゾ !!

2004-11-03
 
【平成16年11月2日(火)】
【午前】8時42分、公邸発。56分、国会着。9時、閣議開始。19分、閣議終了。20分、麻生太郎総務相。23分、大野功統防衛庁長官。26分、国会発。28分、官邸着。30分、野田健内閣危機管理監。45分、坂篤郎内閣府審議官。10時5分、オバサンジョ・ナイジェリア大統領と首脳会談。11時44分、キバキ・ケニア大統領と首脳会談。

【午後】12時2分、キバキ・ケニア大統領と昼食会。1時14分、昼食会終了。16分、キバキ大統領見送り。2時10分、官邸発。11分、国会着。13分、町村信孝外相。15分、衆院本会議 途中出席。3時1分、衆院本会議散会。2分、国会発。4分、官邸着。19分、チャテルジー・インド下院議長らと会談開始。57分、会談終了。4時42分、黒田東彦内閣官房参与。5時2分、中山成彬文科相。42分、竹中平蔵郵政民営化・経済財政担当相、浜野潤、村瀬吉彦 内閣府政策統括官。伏屋和彦官房副長官補同席。53分、渡辺好明郵政民営化準備室長ら。6時51分、報道各社インタビュー。58分、官邸発。7時12分、東京・西麻布の中国料理店「中国飯店」で中川秀直自民党国対委員長、川崎二郎 衆議院議院運営委員長、甘利明 衆議院予算委員長、杉浦正健官房副長官らと会食。9時14分、中国飯店発。27分、公邸着。


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「新球団参加で球界発展につながるよう、盛り上げていただきたい。」と
プロ野球パ・リーグ新規参入球団に楽天が選ばれたことについて感想を語る総理。

「直ちにサマワ周辺が『非戦闘地域』の要件を満たさなくなったとは考えていない。」と衆議院本会議で答弁するものの「治安情勢は予断を許さないものと認識。」とも述べる総理。

陸上自衛隊の宿営地内にロケット弾が撃ち込まれたイラク南部サマワの現地情勢は極めて厳しいと一般的に考えるのだが、「首都バクダッドなど他地域と比較すれば安全。」らしい。

「楽天」的思考の総理、野球観戦での特大ホームランは気分をスカットさせるが、ロケット弾の狙い撃ちはご容赦願いたい。

もし、1発でもストライクならば即刻、アウトだ。場合により総理、『 退 場 』 もありえますゾ !!

2004-11-02
 
【平成16年11月1日(月)】
【午前】8時43分、公邸発。59分、東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテル着。オバサンジョ・ナイジェリア大統領、キバキ・ケニア大統領らとTICADアジア・アフリカ貿易投資会議開会式出席。9時44分、赤坂プリンスホテル発。10時、東京・日本橋の日本銀行着。新札発行業務など視察。30分、福井俊彦日銀総裁ら日銀政策委員会メンバーと懇談。41分、日本銀行 旧館中庭で福井日銀総裁と報道各社インタビュー。45分、日本銀行発。11時1分、官邸着。11時3分、野田健内閣危機管理監、大古和雄防衛庁運用局長。10分、鹿取克章外務省領事局長。16分、柴田高博内閣府政策統括官。 45分、中川昭一経産相、小平信因資源エネルギー庁長官。

【午後】
12時3分、報道各社インタビュー。1時57分、小池百合子環境相。2時25分、尾身幸次元科学技術担当相。3時12分、米石油大手エクソンモービルのレイモンド会長。川口順子首相補佐官同席。46分、リュイテリ・エストニア大統領と首脳会談。4時42分、官邸発。43分、国会着。45分、ロシア与党「統一ロシア」のボゴモロフ総合議会書記ら。5時6分、自民党役員会開始。31分、自民党役員会途中退席。32分、国会発。34分、官邸着。36分、神崎武法 公明党代表、太田昭宏幹事長代行、東順治国対委員長。58分、プロゴルファー 青木功氏表敬訪問。八代英太衆院議員ら同席。6時58分、報道各社インタビュー。7時3分、山崎拓、牧野徹、渡辺好明各首相補佐官、二橋正弘官房副長官と会食。19分、川口首相補佐官加わる。9時4分、会食終了。5分、山崎首相補佐官。45分、官邸発。55分、公邸着。


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64億円の新紙幣を背景に福井日銀総裁とご満悦の総理。
現職総理の日銀視察は中曽根元総理以来、じつに18年ぶりとは、日銀の政治的独立性(?)がため・・・・ ?!

20年ぶりの新紙幣発行、戦後の本格的新紙幣発行は今回含め5回のみ。
戦後直後、混乱期の幣原内閣は別として、2回目は吉田内閣、3回目は岸、池田、佐藤の3内閣、4回目は中曽根内閣。

戦後の歴代長期政権上位を占め、新紙幣発行は強い政権の証拠とのこと。

「景気が堅調に回復し、経済安定につながればよい。」と新紙幣の経済効果を語る総理。

長期政権維持という「熱病」にうなされることなく、政界の「にごりえ」の中、ライバルなき、中二階組もドングリの「たけくらべ」ならぬ「せいくらべ」。
「改革のススメ」は民営化で『 民の上にも官をつくらず、民の下にも官をつくらず 』 の官民競業路線。

総理の師、福田赳夫元総理も大蔵官僚出身の【デノミ論者】で、新紙幣発行に意欲を示した、いま総理は、師を越えたのか ?

次々、繰り出す新政策、パフォーマンス政治が、「デノミ」ならぬ【ドミノ】倒しにならなければよいのだが・・・・・・。

2004-11-01
 
【平成16年10月31日(日)】
【午前】9時44分、公邸発。58分、官邸着。10時、細田博之、杉浦正健、山崎正昭、二橋正弘の正副官房長官、野田健内閣危機管理監、兼元俊徳内閣情報官、瀬川勝久警察庁警備局長ら。19分、二橋官房副長官。35分、細田官房長官。
 
【午後】12時40分、報道各社インタビュー。44分、官邸発。57分、東京・有明の東京ビッグサイト着。1時11分、第5回公明党全国大会出席、挨拶。49分、同所発。2時6分、公邸着。


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イラクで不慮の死を遂げた青年に哀悼の誠を捧げる。頭部切断という残虐な殺害、星条旗に包まれての遺体放置。

ひとりの前途ある日本人青年の死を無駄にすることなく、日本政府は断固としてテロに立ち向かうことをここにあらためて決意する。

結党40周年、第5回 公明党大会開催。
神崎武法代表の再選を正式承認。冬柴鉄三幹事長も留任し「神崎-冬柴」体制は4期目に。任期は2年。

日本政治に責任を担う第3党と位置付け、小泉構造改革を支持しながらも「競争至上主義社会への危惧、警鐘と『人にやさしい政治』の実現。」をあらためて強調。

一部地方議員から、「公明党は、連立政権参加で制止役ではなく、自民党の補完勢力へ変化したのでは ? 、連立解消はあり得るのか。」との質問あり。

神崎代表は、「改革推進役とともに右傾・国家主義化への制止役。自民党に言うべきことはキチンと言う。」と述べ、「(自民党が)誠意ある対応をする限り、我々も同じ。民主党との連立はない。」と言明。

大会後、神崎代表は「今後の政局は見通しが悪い。予想がつかなくなるかも ?」と語るが小泉連立政権支持を明言。

先の政局予想が判るのは、やはり「神様、仏様、イケダ様」のみ・・・・ ?!


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