☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-08-16
 
【平成16年8月15日(日)】
【午前】11時18分、静養先の東京・高輪の高輪プリンスホテルから東京・三番町の千鳥ケ淵戦没者墓苑。献花。27分、東京・北の丸公園の日本武道館。51分、全国戦没者追悼式。

【午後】1時16分、高輪プリンスホテル。4時、同ホテル内の宴会場「孔雀」でアテネ五輪柔道で金メダルを獲得した谷亮子、野村忠宏両選手を電話で祝福。杉浦正健官房副長官同席。10分、同ホテル内のラウンジ「光明」で杉浦副長官ら。


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【全国戦没者追悼式 天皇 陛下 お言葉】

 本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
 終戦以来既に59年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。
 ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。



【全国戦没者追悼式 内閣総理大臣 式 辞】
 天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族及び各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式をここに挙行いたします。
 先の大戦では、300万余の方々が、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に散り、戦禍に倒れ、あるいは戦後、遠い異境の地に亡くなりました。終戦から、59年の歳月が過ぎ去りましたが、今日の平和と繁栄は、戦争によって心ならずも命を落とした方々の尊い犠牲と、戦後の国民のたゆまぬ努力の上に築かれています。戦没者の方々の御冥福を心からお祈り申し上げるとともに、衷心より敬意と感謝を捧げます。
 先の大戦において、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。
 私は、過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、不戦の誓いを堅持します。我が国は、世界各国との友好関係を一層発展させ、国際社会の一員として、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献してまいります。平和を大切にする国家として、世界から一層高い信頼を得られるよう、全力を尽くしてまいります。
 終わりに、御霊の安らかならんことと、戦没者遺族の今後の御平安と御健勝を心からお祈り申し上げて式辞といたします。

平成16年8月15日


【 海 行 か ば 】

作 詞 : 大 伴 家 持
作 曲 : 信 時 潔

海行かば 水漬(みづ)く屍(かばね)
山行かば 草生(くさむ)す屍
大君(おおきみ)の
辺(へ)にこそ死なめ
かえりみはせじ


【日本国憲法 第9条】

1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

(英 文)

1、Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes.

2、In order to accomplish the aim of the preceeding paragraph, land, sea, and air forces, as well as other war potential, will never be maintained. The right of belligerency of the state will not be recognized.

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