☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-08-17
 
【平成16年8月16日(月)】
【午前】10時48分、東京・銀座の歌舞伎座で歌舞伎「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」など2幕鑑賞。

【午後】 2時10分、高輪プリンスホテル着。 7時14分、新高輪プリンスホテル内のイタリア料理店「イル レオーネ」で家族と夕食。 9時26分、高輪プリンスホテル着。宿泊。


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「いつ見ても、涙が出る。良かった !!」と忠臣蔵鑑賞の総理。涙流して拍手喝采、興奮冷めやらぬ様子だったとか。
忠臣蔵とは、仇討ち推奨の『プロパガンダ芝居』では・・・・・? ムーア監督の「華氏911」も見て涙ながらに盟(迷)友、ブッシュを擁護してほしかった。

全国戦没者追悼式での河野洋平衆院議長の追悼の辞。「中国をはじめとするアジアの近隣諸国の人々にも私たちの深い祈りをささげたい。」と具体的国名をも挙げて、すべての戦争犠牲者への鎮魂メッセージ、不戦の誓いとなった。

河野議長といえば、自民党(現在は党籍離脱)きってのリベラルなハト派。昨夏には10年間休眠状態にあった「アジア・アフリカ問題研究会」(A・A研)会長に就任し活動再開に漕ぎ着けた。

また、土井たか子議長以来10年ぶりに9月20日から6日間の日程で訪中。胡錦濤国家主席との会談も検討中だ。昨年来日の呉邦国・全国人民代表大会常務委員長への答礼訪問が名目だが、再三中国側から議長訪中の重要性の認識が外交ルートを通じて寄せられており、このところ靖国、尖閣、東シナ海天然ガス開発や直近ではサッカー・アジア杯での反日行動などギクシャクしがちの両国関係改善へと期待は高まるばかりである。

「私たちは亡くなられた方々がまぶたの裏に見た新生日本を裏切らずに造り上げているか、尊い犠牲を無にしていないか、不安が時折よぎる」と現在の対米追随のキケンなタカ派外交への警鐘と2度の世界大戦を経て地域統合を実現させたEU(欧州連合)を念頭におき「今後、我々アジアが歩むべき道を示している。」と中国をはじめアジア近隣諸国にもアピール。

さぁ、肝腎要の肝臓もリフレッシュ !! 外務大臣経験者のハト派議長、「三権の長」訪中は単なる儀礼ではない。タカ派-米国同調のキケン極まりない現政権に対して、対極に位置するハト派-リベラル議長の日本の良心としての『決断』に期待する。

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