☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-08-25
 
【平成16年8月24日(火)】
【午前】9時20分、党本部で役員会。10時1分、官邸で閣議。続いてイラク・サマワで活動する自衛隊ビデオ鑑賞。この後、細田官房長官、茂木沖縄・北方対策担当相。入れ替わりに竹中経財・金融相。11時51分、政府・与党連絡会議。

【午後】1時59分、西田外務省総合外交政策局長。 2時26分、防衛庁の飯原防衛局長、太田情報本部長。続いて兼元情報官。 3時2分、梶原拓全国知事会会長ら地方六団体代表、麻生総務相。総務相が残る。この後、坂場外務省中南米局長。 4時37分、二橋官房副長官。 5時2分、経済財政諮問会議。 7時35分、ホテルニューオータニ ガーデンコートで日本経団連の奥田会長、評論家の田中直毅氏ら経済界の「首相を囲む会」。 9時25分、公邸着。


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約2週間に渡った総理のなが~い夏休みも終了。活動再開、早くもアクセル全開だ。閣議、党役員会そして経済財政諮問会議と重要会議が目白押し。
夏休み前、官邸主催会議の削減(現在、68あるらしい)指示を出していた総理だが、容易なことではない。本をただせば、総理が政策決定の主導権を与党から官邸に移した「官邸主導」方針が原因。1年間、全く開催されぬ懇談会や報告書が店晒しの有識者会議など先ずは官邸より行政改革をとの声もしきりだ。

「現行憲法の枠内で国連安保理の常任理事国入りを目指す !!」と国連総会演説(9月21日予定)で強い決意表明。国連創設60年を迎える来年、実現させたい意向が滲み出ている。今まで、この問題には消極的とも思われていた総理が大きく踏み出し前進した発言に変わった。

「一周遅れの議論は止めてくれ !! ・ 纏らないなら自分で決断する。」と党役員会で総理。党内の反郵政民営化の動きにイラだちは隠せない様子。怒りの矛先となった額賀政調会長や青木参院議員会長は党内手続きの尊重を求めるにとどまった。

旧盆の13日午後、沖縄県宜野湾市で起きた米普天間基地 海兵隊所属の大型輸送ヘリコプターが沖縄国際大学キャンパス内に墜落。米軍は日米地位協定をたてに日本側現場検証を拒否、残骸撤去。地元の強い反対、抗議をよそに「海兵隊のイラク派遣に必要」との理由から原因究明や再発防止策もなされぬままの飛行再開となった。

19日上京した稲嶺 沖縄県知事や伊波 宜野湾市長は官邸に赴き、米軍機の飛行停止要請のため総理との面会を求めたが「夏休み」という理由で希望は叶えられなかった。

何が大切で重要なのかをよく認識していただきたい。(不謹慎な表現かもしれないが)パフォーマンス好きの総理ならばすぐにでも現地、沖縄へ飛ぶぐらいのことお分かりのハズ。
やっと今になり25日午後、稲峰知事との会談セット。とき既に遅しの感は否めない。

沖縄県民はじめ政府、与党からも大きなブーイング。野党はもっと手厳しい。稲嶺知事は米軍機の飛行停止や普天間飛行場の早期返還、日米地位協定見直しを要請するものと思われる。当然のことだ。

総理の今までの政治行動や姿勢は、歴代内閣をはるかに超越した「親米派」だ。神奈川11区、自ずと知れた総理の選挙区である。終戦までは軍都、横須賀として栄え戦後は米第7艦隊の母港。歴史をさらに遡ると武力をチラつかせ開国を迫ったペリー米海軍提督が上陸したのもここ浦賀である。父、純也氏はこのような選挙区において防衛庁長官を歴任。

そう考えれば、イラク問題でのブッシュ支持、自衛隊派遣O.Kも頷けるし厳しい海外メディアは米国のエージェントと総理を表現するところもある。

故郷が戦場となり多くの犠牲者を出し返還30年を経ても米軍政下並みの扱いを受けている沖縄県民と「いろいろ」と美味しそうな「米国との固いきずな」を想像させる総理との間には大きな隔たりがある。

9月、総理は訪米し国連総会で安保理 常任理事国入りを強く表明するものと思われるが、自国民の生命・財産ひとつ守れない国家が国連において1等国扱いされるのだろうか ?訪米時、盟友ブッシュ米大統領との会談が行われるのであれば日本国 総理として「YES/NO」は明確に伝えるべき。

さもなくば、父の仇と米国憎しのマキコ元外相の言うがごとく「もう(総理は)レイムダックよ !! 何時までもつの・・・・?!」

求心力を失ったら総理、「タカ」派どころか、皆に「カモ」にされますぞ !!
これは鳥インフルエンザより恐ろしい・・・・・・・・・ ?!

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