☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-09-01
 
【平成16年8月31日(火)】
【午前】10時3分、官邸で閣議。続いて阪田、秋山新旧法制局長官に辞令交付。入れ替わりに茂木沖縄・北方対策担当相。麻生総務相が続く。11時、小池環境相。続いてユネスコの松浦事務局長、佐藤日本政府代表部大使。引き続いて内閣府の江利川次官、勝野賞勲局長。

【午後】12時15分、細田官房長官、二橋官房副長官。この後、細田長官、山崎官房副長官。 1時23分、中田横浜市長。2時6分、細田長官、杉浦、山崎両官房副長官。 3時33分、文喜相・韓日議連会長ら。4時15分、経済同友会の北城恪太郎代表幹事ら。入れ替わりに鈴木俊一衆院議員。この後、市町村合併支援本部。 5時7分、経済財政諮問会議。7時34分、ホテルオークラ内の「ケンジントンテラス」で日本経団連の奥田会長、今井名誉会長、日本郵政公社の生田総裁ら経済界の「首相を囲む会」。9時26分、公邸着。


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自民党最大派閥 平成研究会(旧橋本派)に捜査のメスが入り、夏休み中の永田町に大きな激震が走った。
検察のターゲットは単なる一会計責任者であるはずはなく、これは大きなドラマの序章であったはずなのだが・・・・・・。

7月25日、法務省人事発令。第22代 検事総長に松尾邦弘 東京高検検事長が就任。ロッキード事件時は贈賄側 丸紅首脳を取り調べたこともある元特捜検事だ。特捜現場には「しっかりヤレ !!」との叱咤激励やエールがおくられ第一線検事も力が入るところだ。

しかし、井内特捜部長の顔はさえないという。

法務行政は特殊な官僚構成になっている。今回の法務省人事で松尾邦弘 検事総長-但木敬一 東京高検検事長-鶴田六郎 東京地検検事正の主要ラインがすべて『赤レンガ派』といわれる「法務官僚派」で占められてしまった。
「法務官僚派」は政官界との繋がりが深くなるとともに捜査現場を離れ、疑獄など社会犯罪摘発よりバランスや秩序を重要視するタイプが多く、第一線の現場叩上げの「捜査派」の不満は募るばかりとなる。

前出の井内特捜部長は「捜査派」検事の代表格だ。
検察首脳も金丸元副総裁の5億円不正蓄財事件時のような対処で国民世論を敵に回したくはないと考えていると思うが、より一層厳正な捜査を期待するものである。

ある女性タレントの実父(歯科医)の脱税事件を端緒に日歯(日本歯科医師会)に初めて国税査察が入り、押収した金銭帳簿類の解読から事の重大性が明らかになり東京地検特捜部に通報し発覚した今回のヤミ献金事件。

派生的に更なる医政疑惑が取りざたされており、今後の捜査進展を固唾を呑んで見守りたい。

検事の胸に燦然と輝く 「 秋霜烈日 」 バッジが『 焦燥落日 』にならんことを祈る。

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