☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-09-02
 
【平成16年9月1日(水)】
【午前】8時8分、官邸で長坂気象庁長官、細田官房長官、井上防災相ら。続いて総合防災訓練の臨時閣議。30分、警戒宣言の発表。この後、地震災害警戒本部会議。9時15分、二橋官房副長官。 10時5分、中川経産相。

【午後】12時1分、自衛隊ヘリで官邸ヘリポート発。17分、横浜市の横浜港南本牧ふ頭着。八都県市合同防災訓練を視察。1時18分、自衛隊ヘリで同ふ頭発。56分、静岡県御殿場市の馬術・スポーツセンター着。静岡県総合防災訓練を視察。3時36分、自衛隊ヘリで同センター発。4時7分、官邸ヘリポート着。5時8分、林幹雄衆院議員。入れ替わりに田中外務審議官。6時1分、アテネ五輪入賞者の表彰式。8時1分、高輪プリンスホテル内のすし店「松風」で森前首相。9時57分、公邸着。


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9月1日は「防災の日」(昭和35年制定)だ。いわずと知れた大正12年(1923)9月1日 午前11時58分、関東一円に甚大な被害と多数の死傷者を出したマグニチュード7.9の直下型大地震 『関東大震災』の発生を教訓としての制定である。

亡き祖母の話、女学校(震源地から遠く離れた関東圏外)の2学期 始業式を終え帰宅途中に大きな地響きとともに地面が激しく揺れて乗っていた自転車が転倒、袴のままへたり込んでしまったとか・・・・・。

ハイカラさんで「○○小町」といわれ上品で気高かった祖母が驚いて腰を抜かす姿を想像して思わず苦笑してしまったが、関東・東海・東南海地震が近い将来、再び襲来することを考えれば笑い事ではすまされない。

政府の地震調査委員会が、南関東での大地震確率、M7級は30年以内に70%程度と発表。関東大震災級の確率は最大0.8%と予測。M7級でも最大震度6になる恐れありとのことだ。

他地域で、M8級地震が今後30年以内に発生確率が高いのは東海(M8級)84%程度、東南海(M8.1前後)50%程度、南海(M8.4前後)40%程度 -(いずれも試算値)

「備えあれば憂いなし」である。お役所任せではなく、各人が防災意識を高める家庭の危機管理努力こそ「自己責任」原則の基本ではなかろうか。

ここ永田町でも静かに大きな地殻変動が進行中だ。選挙に強いという「コイズミ」神話が崩れ、権力崩壊の序章の始まり。

「士志の会」メンバーの動きも活発化、安倍・堀内氏に代表される権力中枢からの積極離脱、「新世代総理を創る会」自民党若手の「バーチャル総裁選」全国キャンペーン開始e.t.c・・・・・・・・・・・・・。

民主党も紆余曲折をへて岡田克也代表無投票再選。自民党追撃体制スタンバイO.K。
公明党も微妙に距離を置きはじめた。

世界的物理学者で随筆家でもあった寺田寅彦東京帝大教授(理学博士)の有名な警句を残り任期が2年もあると余裕綽々の総理に贈ります。


 ― 『天災は忘れたころにやってくる』 ―

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