☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-09-20
 
【平成16年9月19日(日)】
◇ 総理外遊日程 (予定/現地時間)

【9月19日(日)】 米大リーグ・ニューヨークヤンキース試合観戦。(対レッドソックス戦・始球式)
【9月20日(月)】 イラクのアラウィ首相、アフガニスタンのカルザイ大統領と会談。
【9月21日(火)】 日米首脳会談。日・独・ブラジル・印4カ国首脳会談。国連総会にて一般討論演説。【9月22日(水)】 記者会見。ニューヨーク発。
【9月23日(木)】 政府専用機にて羽田空港着、帰国。


 ― ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ―


中川秀直 自民党国対委員長が次から次へと観測気球を上げ、党内意見を窺っている。

今回の総理外遊中の森派幹部の役割は既報の如し。

日歯連事件の捜査終結を見てとるようなタイミングでの「今度の幹事長は旧橋本派から・・・・・。」
「総理は安倍幹事長を閣内起用検討、声がかかれば快く受けてほしい。」
「自分は、どんな役職でも総理を全力で支える。」

テレビ、新聞また郷里の広島での講演と人事関連発言はこのところ枚挙にいとまがない。

総理側近を自認する中川氏(慶応大・政治学科卒)の弁を総理自身が海外からコントロールしているとは、永田町では誰も思っていない。

背後には一時、慶応閥に遅れをとった早大雄弁会人脈がハッキリと浮かんでくる。
竹下元総理亡き後、早大出身政治家の頂点に立つのは旧橋本派の影のオーナーこと青木幹雄自民党参院議員会長。そのすぐ下に森喜朗元総理が従う。

今回、名前が挙がる額賀政調会長(早大・政経学部卒/雄弁会出身)の幹事長説、郵政民営化絶対反対の自民党議員が多いなか、党の政策責任者として汗をかいていることを評価する向きもあるが旧橋本派の次期会長を誰にするか ? 、が竹下元総理から派閥を託された青木氏の悩み。

狙いは額賀氏を幹事長に据え、ポスト小泉の最有力として認知させ派閥を継承させることにある。

一時は、若手三羽烏としてもてはやされた鈴木宗男氏が失脚。総裁選出馬の藤井孝男氏も派内掌握できず、将来のプリンスといわれた額賀氏もKSD事件後遺症などを乗り越え復権してきた陰には早大雄弁会の大先輩、青木氏の力が大である。

筋書き通りに進行と思いきや、例の日歯連事件渦中に旧橋本派が巻き込まれ平成研から次期幹事長はマズイとの雰囲気が党内に流れたが、捜査終結のタイミングを見計らって『額福幹事長』説を既定路線にのせるため再び動き出した。

青木氏は参院の2氏と党幹事長人事を思惑通り押さえ、満足であろう。

総理帰国後の内閣・党人事もようやく峠を越した感がする。

青木氏の気懸かりは総理のサプライズの性格、土壇場でひっくり返されたことは幾度も。

要だけ握れば、あとは「Jr.安倍晋」でも「舛添」でもお好きなようにだろうか・・・・・・ ?

Comments: コメントを投稿

<< Home

Powered by Blogger