☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-09-21
 
【平成16年9月20日(月・祝)】
【敬老の日】 (祝 日)


◇ 総理外遊日程 (予定/現地時間)

【9月20日(月)】 イラクのアラウィ首相、アフガニスタンのカルザイ大統領と会談。
【9月21日(火)】 日米首脳会談。日・独・ブラジル・印4カ国首脳会談。国連総会にて一般討論演説。【9月22日(水)】 記者会見。ニューヨーク発。
【9月23日(木)】 政府専用機にて羽田空港着、帰国。


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いよいよ国連外交スタート !!

国連 安保理 常任理事国入りを決意表明する一般討論演説が間近に迫った。 米国(22%)に次ぐ第2位(19.5%)の国連分担金を拠出し、PKO活動にも積極的に参加しているわが国にとって常任理事国入り表明は当然かもしれない。

しかし、今回の3ヶ国歴訪のうち、日本と同じく常任理事国入りを考えているブラジルと同盟国、アメリカは別としてメキシコは総理に賛意を最後まで示さなかった。

カネ(経済支援)で票を買おうという姿勢が、なかなか世界各国から諸手を挙げて推し上げられない理由だろう。

また、現行憲法の枠内において、わが国にできる、できないことをハッキリ表明して頂きたい。

全国最年少の自民党県連会長(神奈川県)に就任する河野太郎代議士の米国 民主党の古くからの友人が 、「日本は朝鮮半島有事対応はO.Kだが、台湾有事に対処できるのか ?」と尋ねてきたとのこと。

その友人は「だから、在日米軍司令部機能等のグアムなどへの移転が検討される。もしもの時、中国は日本への攻撃も辞さない。」とまで言う。

これが真の国際情勢なのである。

ただ単に、明確な理論を持たずにお題目だけの「常任理事国入り」表明は、日本国内向けのみで国際的には全く通用しない。

わが国が恒久平和を希求する憲法のすばらしさを世界に説き、平和外交や軍縮、紛争後の経済復興などにどのような貢献ができるかを強く訴えることが諸外国の広範な支持を取り付けることになるだろう。

お題目だけの決意表明ならば、平和ボケの「ぬるま湯」に浸かりすぎた日本国民をさらに天然温泉と称して人工入浴剤入り「ぬるま湯」に入らせるが如し。

総理の頭の中も『 白 濁 』として、先が見通せずかもしれない。

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