2004-09-26
【平成16年9月25日(土)】
【午前・午後】東京・品川の公邸。終日、来客なし。
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アクセスされた読者諸氏にお詫び申し上げる。
『 人 事 』 に関してこれといった確定情報はまだ、何もない。
あらゆるチャネルを駆使し情報収集中だが判っているのは、総理の胸の内三寸。
「キミら(記者)含めて、永田町は『競馬予想屋』だらけ。大穴当てるヤツいるか ? 、終わってみればみんな、スッタ、スッタだ !!」とは亀井派幹部。
「週末ゆっくりゴルフができる。」と都外ゴルフ場直行の旧橋本派幹部。
前回人事まで、キーマンだった青木参院議員会長、森元総理も今回は官邸へ接近すらせず、ひたすら沈黙を守る。
青木氏は、総理外遊前の10日、与党了承なしに郵政民営化基本方針を閣議決定したことに反発、翌11日の小泉・青木・森の三者会食キャンセル。
一部報道は両者不仲説をしきりに吹聴しているが、二人は立場を理解しあえる『大人の関係』、ご心配なく。
森元総理もアチコチ動き回って、これ以上「森派単独膨張」に拍車がかかるのを懼れて陰で「挙党体制・党内融和」のお題目を唱えるが総理はどこ吹く風と馬耳東風。
代わって両氏の子分格、片山参院幹事長や中川国対委員長があれこれと人事関連発言を連発するが、あまり報道されず・・・・・・・。
ひと昔前は、事前に新聞報道されるとやっかみ半分で周囲(所属派閥・反対派等)が人事潰しにかかるといったことが日常茶飯事だったが、今では任命権者ご本人がマスコミ報道チェック、名前が浮上した時点で入閣名簿から外す念の入りよう ― 『 サプライズ人事 』
総理が、『あ』と言えば「安倍・麻生」、『い』と言えば「石原・石破・伊藤(達)」、『う』と言えば「ウルサ、(失礼、静香でした)」と憶測がひとり歩き。これを総理は楽しんでいるようにも見受けられる。
『 土日にゆっくり考える !! 』 と公邸にひとり引き篭る総理。
◇ 生臭き永田町人事話はこの辺で、深まりゆく秋に敬意を表し結びに俳聖 芭蕉の句をご披露。
【内閣改造・党人事前】
秋風の吹けども青し栗の毬
【内閣改造・党人事後】 〈成 功〉
秋の夜を打ち崩したる咄かな
【内閣改造・党人事後】 〈不成功〉
名月や座に美しき顔もなし
※ 総理は、人事後冷たい党内視線を肌で感じつつ「 あかあかと日はつれなくも秋の風 」 となる中で「 野ざらしを心に風のしむ身かな 」 と小泉改革本丸 『郵政民営化』 に向け「 この道を行く人なしに秋の暮 」 と進むことになる。