☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2004-11-17
 
【平成16年11月16日(火)】
【午前】8時11分、公邸発。26分、国会着。31分、閣議開始。37分、閣議終了。52分、国会発。9時、東京・元赤坂の迎賓館着。21分、マルグレーテ・デンマーク女王歓迎行事出席。37分、迎賓館発。44分、官邸着。51分、野田健 内閣危機管理監、柴田高博 内閣府政策統括官。10時19分、安藤隆春 警察庁官房長。11時、細川興一 財務省事務次官、渡辺博史 財務官、井戸清人 国際局長。29分、川口順子首相補佐官。

【午後】12時21分、報道各社インタビュー。27分、杉浦正健官房副長官。2時3分、杉浦官房副長官、田中均外務審議官、坂場三男外務省中南米局長ら。50分、山口信夫日本商工会議所会頭。4時27分、藪中三十二 外務省アジア大洋州局長。5時、細田博之官房長官、二橋正弘官房副長官、伏屋和彦官房副長官補。18分、月例経済報告関係閣僚会議開始。54分、月例経済報告関係閣僚会議終了。6時6分、司法制度改革本部関係者との懇談会出席、挨拶。35分、報道各社インタビュー。7時9分、官邸発。16分、皇居着。マルグレーテ・デンマーク女王歓迎宮中晩さん会出席。10時45分、皇居発。11時1分、公邸着。


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つい最近まで「郵政民営化」だの「三位一体の改革」だの内政一色だったのが、さま変わり『外交の晩秋』に変化。

「技術的原因で誤って領海侵犯した、誠に遺憾。」と北京で武大偉 中国外務次官が阿南惟茂 駐中国日本大使に伝えるが、日本側要求の「謝罪」という言葉はなかった。

日本側は既に、領海侵犯潜水艦が、16日 中国黄海沿岸の青島近郊、姜哥庄(ジャングウジャン)潜水艦基地入港を軍事衛星により確認済。

中国側早期の「遺憾表明」を『陳謝と理解する。』(細田官房長官)と日本政府は評価するが、領海侵犯制止できなかった(浮上命令発令せずの失態 ? )日本側にも大きな問題を残した。

しかし、東シナ海を自分の中庭同様に思う中国海軍がミスを認めたことは大きな意義あり。海底天然資源採掘問題も絡み今後の日中外交が注目だ。

また、中国側も再三の首脳会談提案を拒絶し「靖国参拝」に対して強硬な抗議を示してきたが、今月20日からチリで開催のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)でも胡錦涛国家主席との首脳会談を拒絶すれば逆に「領海侵犯」という弱みを国際的な負い目となることを危惧、早期の事態収拾に動き、靖国・歴史認識問題を今後も温存しようとの中国側思惑が垣間見える。

「四島帰属を明確にしないと平和条約締結にはならない !!」と総理、町村外相も「旧ソ連時代から繰り返しの主張、新しいものでない。」

プーチン ロシア大統領が平和条約締結後、歯舞・色丹2島返還で決着を図る意向を示したことに対して、総理は四島帰属問題を解決したうえ平和条約締結を目指す従来の日本政府方針に変わりがないことを強調。

平壌で開催の第3回日朝実務者協議の結果に閣僚・与野党はじめ拉致被害者家族らから批判続出。
経済制裁発動の本格検討や食糧支援凍結の声が日増しに強くなるものと予測される。

アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議出席のため町村外相が出発。18日午後(日本時間19日未明)の閣僚会議など出席後、フランス・英国歴訪し21日夜(日本時間22日早朝)エジプト入り、シャルムエルシェイクで開催のイラク復興国際会議出席、25日帰国予定。

総理も20日からのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、再選されたばかりの盟友、ブッシュ米大統領、北方領土・平和条約等の難問多く来年訪日が予定されるプーチン ロシア大統領や胡錦涛 中国国家主席らとの個別首脳会談も予定されている。

「国務長官が代わっても日米関係の重要性に変化なし、非常に日本に理解を示していただき、日米友好増進に極めて尽力してくれた方。これまでの努力、活躍に心から敬意。」とパウエル米国務長官退任に労いの言葉を語る総理。

穏健派、パウエル氏の後任国務長官は国家安全保障問題担当 大統領補佐官だった方。

さすがは、「 米 国 」、その名は 『 ライス 』 女史。

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