2005-03-13
【平成17年3月12日(土)】
【午前・午後】東京・品川の公邸。終日、来客なし。
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11日午前、総務省 大臣定例記者会見。
「やはりあるだろう。少なくともゼロでないような気がする、異質な話とはいえ、女性がからんでいるという点では同じという話になりはしないか。」と衆議院議員 中西一善容疑者(自民党離党・議員辞職願提出)が強制ワイセツ事件で現行犯逮捕、同郷の福岡2区補選への影響を懸念の麻生総務相。
「エッ ?!、ないのか ?」と驚きの声が静粛な大臣室に大きく響いた。
11日 正午、総務省幹部が「(中西一善代議士議員辞職が15日に認められても)東京4区補選はありません !!」と麻生総務相に伝えた瞬間だった。
総務省選挙部職員が11日になり、微かな記憶にあった『選挙訴訟中の補選なし』規定を確認、最高裁で訴訟中であることが判明し「幻の補選」に。
東京4区を含む衆議院小選挙区の選挙無効訴訟が最高裁に上告中。4月の統一補選実施確定期日の3月15日までに訴えが取り下げられるか、判決が出ない限り、補選は10月の統一補選以降にずれ込むことになる。
「(中西代議士の)事件と訴訟は無関係で、提訴を取り下げるつもりはない。」と原告側代理人 森徹弁護士は明言。
昭和62年4月、参議院神奈川選挙区補欠選挙が、定数訴訟係争中のため最高裁判決確定まで(国政)補選実施できなかった以来のこと。
「ビックリしている。(係争中、補選できずの)規定はおかしいように思うが止むを得ない。」と武部自民党幹事長、とはいうものの与党側は皆、安堵。
「国会定数と公選法規定、どっちが大事だ !!」と怒りがおさまらないのは、吉田公一 元民主党代議士。
宇佐美登代議士(民主党)が衆議院東京4区補選出馬のため辞職すれば、比例東京ブロックで吉田氏の繰り上げ当選の予定も「幻」に・・・・。
選挙プロ、永田町のセンセイ方や総務省選挙部も失念していた特殊な公選法規定。
『 訴 訟 (些 少)』のことは大目に見てネ ?!