☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2005-04-24
 
【平成17年4月23日(土)】 〈 外遊日程詳報 〉
(23日=現地時間)


【午前】チャーター便でジャカルタ発、バンダアチェ着。インドネシアのスマトラ島沖地震と津波の被災地 視察。

【午後】バンダアチェ市内の小学校 訪問。スルタンホテルで国際機関の日本人職員やNGO関係者と昼食。チャーター便でバンダアチェ発、ジャカルタ着。ジャカルタ市内のムリアホテルで胡錦涛・中国国家主席と会談。ジャカルタ市内のコンベンションセンターでユドヨノ・インドネシア大統領と会談。この後、内外記者会見。宿泊先 フォーシーズンズホテル内 中国料理店で飯村ジャカルタ大使ら。


 ― ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ―


「子どもたちの明るい笑顔、勇気づけられるね。日本の支援も役立ってるのかな。」と援助物資のフラフープで小学生といっしょに和やかに腰を回して遊ぶ総理。

「4ヶ月たってこの惨状、たいへんな恐怖、被害だったと思う。」と世界食糧計画(WFP)や被災者支援ボランティア団体の日本人スタッフら激励する総理。

スマトラ沖大地震・大津波で大きな被害が出たインドネシア・アチェ州を視察、日本政府援助米の配給状況視察や日本人職員を激励した。
州都バンダアチェ市では小学校慰問、歌や踊りで大歓迎を受けた総理。

日本は、15億ドルの無償資金協力や津波の早期警戒システムの構築、国際緊急援助隊派遣など被災地支援に取り組んでおり、総理の被災地入りでより実績を強調。

懸案の日中首脳会談を前に、無邪気に被災地児童と戯れた総理、ひと時の清涼剤、気分転換でリラックスか。

でも、胡錦濤・中国国家主席に振り回されて、腰砕けにならぬようご注意を ?!


[ 速 報 ]

23日夜(現地時間) 総理が中国側宿舎ホテルに胡錦濤・中国国家主席を訪問する形で昨秋11月以来、5ヶ月ぶり4回目の日中首脳会談は午後6時47分(現地時間)から約50分間行われた。

総理は反日デモによる中国在留日本人や日系企業の安全確保を強く求めたが「謝罪と補償」という直接表現を避け、胡国家主席も「一部国民による過激な活動には賛成しない。」との中国政府見解を示した。

日本側は、長期的な視野での日中友好関係再構築の必要性を強調、東シナ海 天然ガス田開発問題での日中共同開発という中国側提案にも柔軟に対応する考えをあらためて表明。

先の日中外相会談では、対日デモの「謝罪と補償」で対立するも両国専門家による歴史共同研究の実施、青年交流などを盛り込んだ「共同作業計画」策定などでは合意。

会談後、外国人記者も意識してか「非常に良い会談だった。」と英国留学時マスターのキングス イングリッシュで話す総理。

「現在の中日関係に出現した困難は目にしたくないものであり、妥当に処理しないと中日両国だけでなく、アジアの安定と発展に影響する。」と語りながらも「最近の日本の歴史、台湾問題に対するいくつかのやり方は、自らの約束に背き中国人民とアジア関係国の国民感情を傷つけた。日本の反省に値する。」と中国国内向けと思われる厳しい日本批判を口にする胡錦濤・中国国家主席。

意気揚々、凛とした中国側に対し、総理に難局対処の苦悩からか、心身ともに疲労困憊の色がありあり・・・・・・・・。

午前中のフラフープで体力消耗し過ぎたか、詳細は不明 ?!

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