2005-05-01
【平成17年4月30日(土)】 〈 外遊日程詳報 〉
(30日=現地時間)
【午前】タージマハル・ホテルでシン・インド外相。政府専用機、パラム・インド空軍基地 離陸。デリー発、パキスタンのイスラマバード着。市内の首相公邸で歓迎式典、アジズ首相と懇談。
【午後】大統領官邸でムシャラフ大統領と会談。大統領主催昼食会。 セレナ・ホテルで日本企業製品展示会 視察。
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「日本には好意的な気持ちでいるが、常任理事国の拡大はパキスタンの立場に反している。」と国連改革に理解を求める総理にムシャラフ・パキスタン大統領。
隣国、インドの国連安保理常任理事国入り牽制を含めた大統領発言だ。
「核技術流出を懸念、将来の核廃絶の目標を共有していることを確認したい。」と北朝鮮の核技術移転を手助けしたとされるパキスタンのカーン博士を引き合いに核不拡散徹底要請の総理。
「個人の行動であり軍・政府関与なし。再発防止態勢を整備、管理を徹底している。今後、最新情報を日本に提供する。」と強調するムシャラフ大統領。
とはいうものの、コッチは「常任理事国入り」ほしさのバラ撒き行脚、町村外相も国連本拠地 N.Yで頑張っている。
アッチも平成10年の核実験以来、停止中の円借款ほしさ、平成13年秋の米同時テロ以降、テロ撲滅に積極的に取り組んできたなんていう調子いい理由で再開。
夜にはアジズ・パキスタン首相とも会談、経済開発支援の技術協力協定締結や投資・貿易拡大やテロ対策連携などを盛り込んだ初めての日パ共同宣言発表。
核技術はどこの国でも最高国家機密、「 最新情報は真っ先にお伝えします 」などと『 カクカク、しかじか 』と話す奴がいますか ?
まぁ、金持ちのお人好しを騙すなどワケナイお国柄ですから・・・・・・・。