☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2005-06-12
 
【平成17年6月11日(土)】
【午前】11時52分、徒歩にて公邸発。55分、東京・永田町のキャピトル東急ホテル着。中国料理店「星ケ岡」で森喜朗前総理と会食。中川秀直自民党国対委員長 同席。

【午後】1時16分、徒歩にてキャピトル東急ホテル発。20分、公邸着。


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休日のお昼、散歩しながらランチは都心ホテルで中華、と聞けばさぞかし心ウキウキ、優雅で羨ましいとお感じの方ばかりであろうか ?

ほぼ日本全土が梅雨入りのこの日(11日)、総理のランチはそんな楽しいばかりとは程遠かったようだ。

森喜朗前総理との昼食会には側近、中川秀直自民党国対委員長も同席。

「(プーチン露大統領に)いい時期に来日していただき、話をしたい !!」とロシア・サンクトペテルブルクでトヨタ自動車の現地工場起工式に出席、プーチン大統領と会談(14日)予定の森前総理にメッセージ託す。

プーチン大統領の早期来日やロシア側提案の「北方四島共同統治地域案」、シベリア・パイプライン ルート選定、国連改革そして6カ国協議など様々な問題についてロシア側と意見交換し膠着状態の日露関係の打開策を模索するロシア訪問となる森前総理。

「小泉さんも『 苦 悶 』していると思う。周りからとやかく言うべきでないが、自分の気持ちと国家の命運のどちらを優先させるべきか。日本の将来がどうなるかという問題だ !!」と前日、神戸市内で講演した森前総理からは今年の靖国神社公式参拝自粛を強く総理に求めたと思われるが、両者とも靖国参拝は話題に上らずと否定(?)

同席した中川自民党国対委員長は通常国会・【郵政民営化】法案の審議日程などについて、会期末(19日)を迎える通常国会の会期延長幅を16日に自民・公明両党幹事長・国会対策委員長会談を開催し決定する旨の報告を総理、了承。

約1時間20分の会談終了し再び、徒歩にて公邸への帰路につく総理、記者団に何を聞かれても無言のまま「・・・・・・」
余程、面白くなく耳が痛いご忠告であったに違いない。

日韓歴史共同研究委員会(日本側座長・三谷太一郎成蹊大教授)の報告書を日韓両国が公表、日韓併合や日韓基本条約 戦後補償見解を巡って両国の歴史学者が激しく対立。

「(歴史認識に)違いがあってもいい。違いを互いに認識しながら友好関係を深めていこうというのが首脳会談だ !!」と今月20日、予定通り日韓首脳会談を開催し友好関係強化を図る考えを示す総理。

総理、週末は書斎でコーヒーでも飲みながら『 違いのわかる男 』として『 公 文 式 』同様、しっかり歴史を学習して頂きたいものです ?! (コーヒーは当然、ネスレにしてネ !!)

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