☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2005-08-07
 
【平成17年8月6日(土)】
【午前】7時43分、宿泊先 広島市南区の広島プリンスホテル発。52分、広島市中区の平和記念公園着。8時、「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」参列、献花・挨拶。10分、報道各社インタビュー。19分、平和記念公園発。10時41分、広島県福山市の中川美術館着。中国美術品など鑑賞。11時27分、報道各社インタビュー。32分、中川美術館発。

【午後】12時32分、広島空港着。34分、広島空港内 貴賓室で秘書官と食事。1時29分、日本航空1606便にて広島空港発。2時44分、羽田空港着。54分、羽田空港発。3時16分、公邸着。6時13分、森喜朗前総理。7時34分、森喜朗前総理 退邸。


 ― ☆ ☆ ★ ☆ ☆ ―


「オレは非情。総理大臣、信念だ。殺されてもいい、それぐらいの気構えでやっている !!」

「可決させてくれ、好んで解散するわけではない !!」と昭和黄門、福田赳夫元総理門下生として三十数年の友情を反故にしても自らの固い決意を宣言する総理。

広島の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」から戻った6日 夕刻、森喜朗前総理が官邸訪問、総理に「最後」の説得を試みた。

「変人以上だよ ?! 、おれに対して、こんな対応ですよ。『 さじ投げた 』な。私に何をしろって言うの ? 解散阻止なんかできないでしょ ?!」と打つ手なしの総裁派閥、森(喜朗)会長。

前日も派閥幹部・側近の福田康夫前官房長官、中川秀直自民党国会対策委員長を官邸派遣し、ギリギリの解散回避を模索したのだが効果なしと見て、御大(森氏)登場となったのだが・・・・・・・。

缶ビール10本と酒肴は干からびて『 噛 め な い 』ようなチーズとサーモン、両氏の話が『 噛 み 合 わ な い 』のも道理。

別れ際、「可決したらごちそうします ?!」と総理。

「食べたくもない、メシくらい自分で食う !!」と最後に言い放ち、公邸を辞する森前総理、永年の友情もこれで The End か ?!

公邸玄関前にて群がる報道陣、腹立ちと無念の思いが凝縮された無残にも潰れた飲料缶を見せながら諦め顔の森氏。

いよいよ衆議院解散-総選挙は不可避 ?!

「立党50年になるのに、解党元年、分裂元年になったらジョークにもならない ?!」と自民党 衆議院北海道第12選挙区支部セミナー出席のため地元(北海道稚内市)入りの武部勤幹事長、党執行部がこの時期に選挙区入りは「ムネオ新党」恐し ?!

総選挙ありきと仮定、注目の投票日を予測すると

【8月23日公示、9月4日投票】 案 と 【8月30日公示、9月11日投票】 案 が浮上。

反対派急先鋒、亀井静香元自民党政調会長らが画策する新党結成の時間的余裕をなくすため官邸サイドは9月4日投票日を希望するも友党、公明党から「解散容認したのだから準備もあり、せめて投票日ぐらいは9月11日で・・・・・。」との強き意向あり。

平成12年6月総選挙時、森内閣で検討された「土曜日投票」もありとすれば、【9月5日公示・9月17日投票】もあり ?!

平日投票復活となれば昭和44年の第32回総選挙(佐藤栄作内閣)以来。

超ウルトラCとしては、衆議院事務局が解散詔書手続きを翌9日に意識的に延ばせば【9月6日公示・9月18日投票】ということも可能。

「8日に衆議院解散するなら政権交代を !!」
「単に第一党になればいいとは考えていない、単独の民主党政権を与えていただきたい。」と勇ましく神戸市内で街頭演説する岡田民主党代表なのだが・・・・・。

官邸・自民党執行部は、民主党参議院議員の逆造反に着手 ?!
複数の民主党参議院議員に次回参議院選挙での自民党比例搭載名簿での優遇等をエサに一本釣り開始、はたして成果の程は如何に。

いずれにしても『 賽 は 投 げ ら れ た 』
より暑い、『 郵 便 ポ ス ト 』のごとき燃えるような夏の戦いが火蓋を切る。

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