☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2007-02-05
 
【平成19年2月4日(日)】
【午前・午後】東京・富ヶ谷の私邸。終日、来客なし。


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「厳しいナァ・・・」

愛知県知事選現職で3選を目指す神田真秋陣営(自民・公明党推薦)の選対本部長、愛知県政界の重鎮 今期限りでの勇退を表明している最多選の高橋則行県議(自民・名古屋市瑞穂区選出・11期)

約200席が設けられた選挙事務所1階フロワーの支援者らも心なしか元気がない。

32年ぶりに与野党激突となった愛知県知事選、そのまんま旋風や柳沢「産む機械」発言の影響がどのように出るかどうか ?!

共産党以外、与野党相乗りだった前回知事選よりも13.2ポイントも高い52.1%という驚異の投票率が与野党どちらに微笑んだのか。

与野党とも、前回よりも若干、高い投票率を予想するも50%を超えることはないだろうとの見方だったのだが・・・・・。

投票率が、高くなればなるほど、無党派層が、野党候補に投票、低ければ組織的地盤を持つ与党候補有利との前評判。

中盤までは、現職で、愛知万博、中部国際空港開港を成功させ、「日本一ゲンキな大愛知」の功労者、神田陣営優位と言われていたが、終盤になり野党候補の改革派首長として有名な前犬山市長石田芳弘候補に『 神 風 』が吹いた。

「石田(芳弘)さんの勝利が(柳沢)厚労相の辞任に必ずつながる !!」と次々と高層ビルが立ち並んでいく名古屋駅前で、小沢一郎民主党代表ら野党党首・幹事長が揃い踏み。

「私が愛知県知事になれば、柳沢大臣のクビがとびます、愛知から日本を変えよう !!」と石田候補が猛追。

毎回、数日は小雪がチラつく、寒さ厳しき中の愛知県知事選なのだが、エル・ニーニョ現象か地球温暖化の影響か、暖冬異変。春先から初夏を思わせるような日もあり、県下では菜の花どころか向日葵やサクラ開花がニュース話題になるほど。

ところが、投票日には、逆に神田陣営に『神 風 』が吹いた。

数日暖かい日和が続いており、政府・与党から投票率上昇、無党派層の票の行方が懸念されていた民主党王国愛知。

この日は、濃尾平野に今冬久々、関東で言う「からっ風」、伊吹山から吹き荒ぶ「伊吹颪」が、弱いながらも吹き、久々の木枯らしにナゴヤっ子もブルブル。

僅差ながらもこれで、逃げ切れると確信した自民・公明党推薦の現職知事神田真秋陣営。

フタを開けてみれば、最終得票率で僅か、野党石田芳弘候補に2.3ポイント差という薄氷を踏む思いでの辛勝。

まさに、『 風が 吹 け ば 、 【 桶 ( オ ケ ) 】じゃなく【 カ ン (神) 】 田 が儲かる ?! 』ようで・・・・・。

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