☆ 官 邸  日 記 ☆ ― Prime Minister Of Japan’s Diary ? ―
2009-03-04
 
【平成21年3月3日(火)】
【午前】9時24分、東京都千代田区永田町の公邸発。26分、国会着。27分、院内大臣室。30分、閣議開始。52分、閣議終了。54分、国会発。55分、官邸着。10時6分、「在米日系人リーダー招聘プログラム」参加者ら 表敬。31分、福田進、林景一両官房副長官補。

【午後】12時54分、中曽根弘文外相、斎木昭隆外務省アジア大洋州局長。1時31分、松本純、鴻池祥肇両官房副長官。2時31分、官邸発。33分、国会着。34分、参議院第1理事会室。44分、参議院第1委員会室。45分、参議院財政金融委員会 出席。4時46分、参議院財政金融委員会 途中退席。48分、国会発。50分、官邸着。4時52分、井上信治自民党青年局長。5時23分、河村建夫官房長官。32分、経済財政諮問会議開始。6時54分、経済財政諮問会議終了。7時、漆間巌官房副長官。20分、報道各社インタビュー。24分、官邸発。25分、公邸着。27分、自民党当選2回生代議士と会食開始。松本官房副長官 同席。9時6分、会食終了。自民党当選2回生代議士 全員退邸。7分、松本官房副長官。11時14分、松本官房副長官 退邸。


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【 政治家 誤録 & 異 見 ・ 斜 説 ・ 快 説 】

「今、経済対策、景気対策をやっている。これがすべてだ。解散時期は関係ない !!」
(麻生太郎内閣総理大臣)


「検察で適切に処理されると思う。個別の案件でコメントすることはない。」と平静に語る麻生総理。

小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が東京地検特捜部に政治資金規正法違反容疑で逮捕、小沢代表の資金管理団体事務所を家宅捜索。

野党からは、一斉に「 政権による国策捜査、陰謀だ !! 」と反発。

一方、与党からは返り血を心配してか、全く疚しくないセンセイのみが厳しいコメント。


【 検  証 】

「総理の訪米報告のみ、政局話は一切ない !!」と麻生総理が帰国した先月25日深夜、官邸に緊急招集させられた政府・与党幹部らは口を揃えた。

内政の混乱、支持率低下で政権基盤が危うい政権の起死回生をお得意の外交にかけ、世界で最初にオバマ米新大統領と会談した麻生総理。

米国マスコミは、麻生訪米を殆ど報じず、日本のマスコミ各社も全く成果なしと報道。さらには、オバマ民主党政権から日本に世界的経済危機克服のため無理難題を押し付けられたとの推測までも尾ひれがついて広がった。

訪米帰国深夜の政府・与党幹部の緊急招集は、オバマ米政権からの無理難題に抗しきれなかった総理が、破れかぶれ解散もしくは総辞職・退陣を決意したのではとの観測から大騒ぎになった。

しかし、出席者からは、「 政局話は、一切なし !! 」とのコメント。

この1週間前、先月17日にオバマ大統領と最後まで民主党大統領候補指名を争ったヒラリー・クリントン米国務長官が就任後初の外国訪問に選んだ日本へ到着。

麻生総理の意向で、水面下でオバマ新大統領との一番乗り首脳外交実現を交渉していた外務省は、麻生・クリントン会談の席上、24日(米現地時間)の日米首脳会談開催を発表。

クリントン国務長官は、異例の野党第一党首 小沢一郎民主党代表との会談を在日米大使館を通じて模索、当初、小沢民主党代表サイドは、小沢・クリントン会談に消極的だったが最終的には会談に応じた。米国も日本の政権交代は必至とみての外交行動であったのだろう。

「(日米関係は)何よりも大事であることを最初から唱えてきた1人だ !!」と会談後、記者会見で述べた小沢民主党代表だったが・・・・・。

その後の小沢民主党代表の「駐留米軍は、第7艦隊だけでよい !!」との小沢氏独自の国連軍中心とした安保観、「日本の防衛は、わが国単独で行う。」という論理に危機感を持った米軍関係者は多かっただろう。(政府・与党どころか民主党はじめ社民、共産党関係者もビックリ ?!)

日本人の報国精神と精鋭帝国陸海軍に悩まされたアメリカは、敗戦後の占領政策を通じて日本人の精神の根本を骨抜きにするとともに、二度と軍事大国への道を歩ませないように日米安全保障条約を締結、戦後60数年を経過するものの駐留米軍は存在する。

小沢氏の唱える安全保障、日本再軍備化(?)は、アメリカにとっては『 北 朝 鮮 の 核 』以上にキケンなものとなってくるのだ。

戦後わが国にはGHQ占領下、下山、三鷹、松川事件という国鉄(日本国有鉄道)関連の不可解な事件が頻発。ちょうど、蒋介石の国民党軍に勝利した毛沢東率いる中国共産党の勝利が確定し、朝鮮半島でも中共(中国共産党)やソ連の支援を受けた金日成と親米南朝鮮が対立、まさに朝鮮戦争前夜の状況だ。

日本を「防共の防波堤」とする考えがGHQ内部で急浮上、米特務機関の活動は極めて活動的になった。前記の三大事件が、国労(国鉄労働組合)の共産党系組合員による関与とされ、世評の労組活動や日本共産党バッシングに繋がった。

そして、小沢一郎民主党代表の政治の師匠であり一時は、「今太閤」とまで尊称されたコンピューター付ブルドーザー 田中角栄元総理がハメられたロッキード事件。

田中元総理は、昭和47年の自民党総裁選を福田赳夫と争い念願の総理・総裁の座を獲得した生粋の党人派政治家。

総理就任前、通商産業大臣として、アラブとの石油供給に腐心した田中は、米国大手石油資本(メジャー)に牛耳られた世界の石油配分が続く限り、日本のエネルギー政策の将来性はないと確信、アラブ各国をはじめとした石油供給国とわが国との独自外交を展開。

それとともに、米国を抜きにした中国との外交交渉が米国の逆鱗に触れた。

下山事件をはじめとした戦後の不可解事件当時、総理は麻生現総理の祖父 吉田茂。

ロッキード事件当時の総理は、三木武夫。今回は、日米安保条約生みの親でもある吉田茂の孫 麻生太郎総理、法務大臣は森英介、三木武夫総理夫人 睦子の甥であるのも因縁めいた気がするのだが・・・・・。

特捜(東京地検特捜部)は、平衡感覚を重んじる。返す刀で今度は与党側に被害者が出る可能性もある。

かつて、小沢氏と行動を共にした現職閣僚のなかにも心中穏やかならざる人物がいるかも ?

そこまで、司直の手が入っても小沢秘書逮捕と比較すれば「 『 二 階 』 か ら 目 薬 」程度の影響しかないかもしれないが・・・・・。

西松建設が外為法違反で東京地検特捜部に別件捜査された時点でターゲットは『 小 沢 一 郎 』と永田町の誰もが感じたが、政権がヒックリ返るかもしれない微妙な情勢に「次期総理」候補の政敵 野党第一党首周辺に捜査を行うのは、アジア・アフリカ・中南米の独裁、軍事政権じゃあるまいし、『禁じ手』

この『禁じ手』が、訪米帰国後に急に動き出した。何も別ルートで任意聴取中だった長野県知事元秘書の県参事の自殺が契機だったわけでない。

この立件は、野党が糾弾する「国策捜査」などではなく『 ( ア メ リ カ ) 合 衆 国 策 捜 査 』なのだ !!

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